いとうあさこ エリート一家出身も19歳で家出 疎遠だった母の愛に涙 周囲も感動「鳥肌立った」
2025年5月26日(月)14時3分 スポーツニッポン
お笑いタレント・いとうあさこ(54)が25日に放送されたTBS系「日曜日の初耳学」(後10・00)に出演。両親との現在の関係について明かした。
いとうは父と兄が東京大学出身のエリート一家で、自身も小学校から高校まで“御三家”の雙葉学園出身。難関大学に進学することは普通の環境だったが、19歳の時に家出。その後、家に戻ることはなく、「家出しっぱなしっちゃ、しっぱなしですね。出たまんま」。成人式にも出なかったという。
リモート出演したいとうの同級生は「私の母が“あーちゃんは成人式どうするのかしら”って凄く気にしてて。(いとうは)免許を取るために合宿免許でいないという話で、“じゃあそれが終わって帰って来たら、私の着物を着て写真を撮った方が良い”と。“やっぱり20歳の時の顔っていうのはその時しか撮れないから、写真撮った方がいい”と言って、私の着物を貸して、写真館で写真撮って」と明かした。
いとうは「全部やっていただいて」と感謝。その時に撮影した記念写真も披露され、「バラエティで出した時なんか“ボヤ騒ぎか”って言われたんですよね」と苦笑した。
その時、一緒にホテルで食事をしたといい、同級生は「それからうちの母が運転して車で移動する時に、凄くゆっくり移動したんですね。あの後で聞いたら実はそこのホテルの1階にガラス張りのカフェがあって、そちらで(いとうの)お母様が座ってご覧になってた。うちの母はそのお母様にお見せするために、ゆっくり運転をしていたっていうのは後から聞きました」と明かした。
いとうも「分かんないです、何も。運転は丁寧だなーと思ってたぐらい、本当に。あの時、帯留めと帯締めを“記念だから持って帰りなさい”って言って、紙に包んで頂戴したんです。“じゃ、せっかくだから”って。そしたら、その2つだけがうちの母が(同級生の)お母様に渡して、“これを娘に使ってくれ”って。しかもそれを私が知ったのが40歳だよね」と話した。
母の優しさを知ったいとうは「ほんと涙が止まらなくて、もうそんなことがあったのかっていう。もちろん今でも大事に取ってありますけど」とした。
いとうの両親は娘のテレビ番組を全てDVDに録画し、大切に保管、父はいとうの出演情報をプリントアウトし、そこに母が一言添えているという。ボヤ騒ぎと言われた振袖姿がテレビに出た時に母が添えた一言は「あさこの振袖姿が美しい」だったという。
このエピソードにスタジオからは「鳥肌立ったマジで」「ドラマみたい」などの声が上がった。