三原じゅん子こども相 少子化検証は「これからしっかり始める」 出生数の目標値「出さない」理由は

2025年5月27日(火)17時4分 スポーツニッポン

 三原じゅん子こども政策担当相(60)が27日放送の日本テレビ系「DayDay.」(月〜金曜前9・00)にVTR出演し、少子化対策について語った。

 番組では、MCのお笑いコンビ・南海キャンディーズ山里亮太が今月中旬に三原氏にインタビューしたVTRを放送。昨年の出生数は過去最少の約72万人と止まらない少子化が話題になると「(出生数が)過去最少、どんどん減ってきている。対策がうまくいっているのかと言われればそうではない。本当に申し訳ないなと思っております」。

 山里が「どうしたら若い世代が子供を生みたい、結婚したいという気持ちになるか?」と聞くと、「ひとえにこれが正解というのはない」と答えつつも「素晴らしい先輩方のロールモデルという形で、結婚、子供の育て方が素晴らしいなと思えるロールモデルを情報発信していくことが大切」と述べた。

 出生数の目標値について「政府としては出さない」と三原氏。理由について「結婚したい、子供を生みたいというのはその方の自由。目標値という形を取ると圧力みたいに感じられる。それはよろしくないと私は思う」と説明し、「それぞれの人生設計があってしかるべき」とした。

 番組によると、2004〜2022年に投じられた少子化対策の予算は累計65兆円を超えている。山里の「(出生数の目標の)数値を出さないと(少子化対策の)政策が正しかったのか間違っていたの判断難しくなるのでは?」という質問に、三原氏は「出生率とかはしっかり検証してその数字は出していくべきで、それを向上させていくことは目標としてあっていいと思う。でも目標値といって掲げることは適切ではない」と語った。

 山里が自民党長期政権で少子化対策の成果が出ていないことに触れ、「数が減ってきていることに対して検証はされている?」と質問。すると三原氏は「これから。これからしっかりそこ(検証)を始めていって、何かのことによって(出生率が)向上したならその検証は何なのか」と回答。山里が「これから今までの検証をしていく?」と確認すると「はい」とうなずいた。

スポーツニッポン

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