“亡き母のロールキャベツ”を作りたい!命日前に25歳娘は完全再現できるか?料理する姿に父「お母さんを思い出した」
2025年5月28日(水)16時20分 ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が5月23日に放送され、最愛の母を53歳の若さで亡くした女性が、“亡き母の手作りロールキャベツ完全再現”に挑む様子が描かれた。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「亡き母のロールキャベツ」は、名古屋市の女性(25)から寄せられた次のような依頼だ。
『私はブラジル人の両親を持つ、日本生まれ日本育ち。そんな私は、最愛の母を5年前に亡くしました。母は栄養士の資格を持っていたこともあり、料理がすごく上手だったのですが、その中でもロールキャベツが大好物でした。その母が亡くなる前に作ったロールキャベツが冷凍庫に残っているのです。でも、私は冷凍庫を見るだけで母のことを思い出し辛くなってしまうので、この5年間、冷凍庫を開けることすら避けてきました。しかし先日、父がそのロールキャベツを食べてしまったのです。このままでは、いつ全部なくなってしまうかもわかりません。 それ以来、私は母のロールキャベツを自分で作れるようになりたい。大好きだった母の味をそのまま再現したいと強く思うようになりました。でも、レシピも作り方も全くわかりません。探偵さん、ひとりではどうすることもできないので、お手伝いしてもらえませんか』
さっそく、竹山隆範探偵は、依頼者の元へ。依頼者は、亡き母について、「めっちゃ大好きだった。めっちゃ優しくて、全部やってくれて…」と語り、ちょうど明日が命日だと明かす。そして、5年前に冷凍されたロールキャベツを取り出し、専門家に確かな解凍方法を聞き、依頼者は、2つあるうちの1つを食べると、「美味しいです」と言って涙を流した。
亡き母のロールキャベツを作るため、絶対味覚の持ち主という人気創作料理店の元川シェフを助っ人に迎えた。シェフは味見すると、「イメージしていたのと違う食感」といい、スープはブラジル独特のコンソメを使っているとのこと。買い出しに行き、スープやミンチ肉の種類や割合、調味料の分析を開始した。
しかし、なかなか母の味に辿り着かない。そんな中、竹山探偵は「スープにゴマみたいなものが入っている」と気づく。シェフは「コリアンダーシードじゃないか?」といい、さっそく加えた。できあがったロールキャベツを食べた依頼者は、「めっちゃ一緒だと思う」と歓喜。
シェフはレシピを書き、依頼者ひとりで作ってみることに。料理する依頼者の姿に、父は「お母さんが料理してる姿を思い出した」と語る。そして、できあがったロールキャベツを食べると、依頼者は「お母さんの味のロールキャベツだ。嬉しい」と、亡き母のロールキャベツを完全再現させることができた。
この映像をスタジオで見届けた、歌舞伎役者、俳優の片岡愛之助は、「私の実家の母も53で亡くなり、15年くらい遺品を動かせなかった。 だから、すごくお気持ちがわかる」と依頼者に共感した。