気象衛星「風雲4号」のA星がB星に交代、「一帯一路」共同建設国により多くのサービスを提供―中国

2024年3月7日(木)19時30分 Record China

気象衛星「風雲4号」のB星は約1カ月間のドリフトと業務テストを経て、5日に「風雲4号」のA星からの引き継ぎに成功し、東経105度の静止軌道で業務サービスを回復した。

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中国国家衛星気象センターによると、気象衛星「風雲4号」のB星は約1カ月間のドリフトと業務テストを経て、5日に「風雲4号」のA星からの引き継ぎに成功し、東経105度の静止軌道で業務サービスを回復した。軌道での位置を調整した後、モニタリングの範囲がさらに西に広がって、「一帯一路」共同建設国により多くサービスを提供できるようになり、天気予報、防災・減災・災害救助などで必要なデータサポートを提供する。



B星は2021年6月に打ち上げられ、これまでは東経133度の場所でモニタリング業務サービスを担っていた。今年2月1日に東経133度の位置からのドリフトを開始し、19日に東経105度の定位置に到着した。その後、半月にわたって業務テストを行い、3月5日に業務サービスを回復した。[調整後の静止気象衛星の配置図]



同センター運営制御室の鄭旭東(ジョン・シュードン)副主任は、「このたびの業務調整は東経105度での主業務である測位の連続性を考慮したもので、B星がA星に代わって新たな軌道でモニタリング業務サービスを実施する。現在、B星は『壮年期』の段階にあり、衛星・地球システムの運営状態が良好で、しかも時空間分解能は1分間、250mに達し、技術性能がより優れている。B星はこれから軌道での位置を調整した後、活発な対流活動のモニタリング・早期警報において、とりわけ突発的な中小規模気象現象モニタリングにおいて、より力強い技術支援を提供することになる」と説明した。



A星からB星への交代後、A星は5日にドリフトを開始した。東経105度の位置から東経86.5度の位置に移動し、引き続き観測とサービスを実施する。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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