AI競争が加速、中国各地が競争力を強化

2025年3月10日(月)6時30分 Record China

中国でAI競争が加速している。

人工知能(AI)産業は最近、大きな注目を集めている。大まかな統計によると、2025年に入ってから、複数の地域が科学技術イノベーションと産業高度化を奨励する政策を相次いで発表し、AIの競争力を強化し、発展に向けて他地域に先駆けてチャンスをつかもうとしている。



湖北省武漢市——単一プロジェクトに最大2000万元の資金提供



2月12日、「武漢市の人工知能産業の発展を促進する若干の措置」を発表。



重要技術のブレークスルー支援、包摂的な演算能力の供給強化、モデルのイノベーション能力の向上など10の分野に着手し、AIの競争力を強化。



重要コア技術のブレークスルーに向けて、最大2000万元(約4億円)の資金を提供。



江蘇省蘇州市——最大1億元のプロジェクト支援



2月13日、「蘇州市の人工知能分野の人材発展を支援する若干の措置」を発表。



技術イノベーション、シーンにおける応用、要素の供給、産業エコシステムの四つの面を巡り、方向性を絞った14項目の政策を発表。



リーダー人材計画で「人工知能特定プロジェクト」を設立し、最大1億元のプロジェクト支援を行い、1000万元(約2億円)の住宅購入補助金を支給。!<1398321>



浙江省杭州市——既存の産業政策資金の15.72%を投入



2月11日、「経済の質の高い発展推進に関する若干の政策(2025年版)」を発表。



産業政策資金の15.72%を汎用人工知能(AGI)、人型ロボットなどの未来産業に投入し、中小企業向けの元本返済不要の継続融資600億元(約1兆2000億円)を新たに増やし、「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」の中小企業300社を育成することを明記。!<1398322>



広東省深セン市——100億元規模の産業基金を設立



2月23日、深セン市人民政府新聞弁公室は記者会見を開催。



100億元(約2000億円)規模のAI・ロボット産業基金を設立し、AIのソフトウェアやハードウェア、エンボディドAIなどに重点投資。



45億元(約900億円)の資金を多角的に調達し、企業の演算能力使用に最大60%、最大1000万元の資金提供を行うとし、3月から企業の申請を受け付ける予定。!<1398323>



広東省東莞市——規模50億元以上のサブファンドグループを統一的に設立



2月5日、「人工知能による製造業の質の高い発展へのエンパワーメントの加速度的な推進に関する若干の措置」を発表。



規模50億元(約1000億円)以上のAIサブファンドグループを統一的に設立すると同時に、中国国内のAI企業の株式投資または資産の合併買収(M&A)に深く参加し、2027年までにAI企業/産業プロジェクト15件以上の東莞進出を推進。!<1398324>



四川省天府新区——単一プロジェクトに最大1000万元の補助金



2024年末に「四川天府新区直接管轄エリアの人工知能・ロボット産業の質の高い発展の促進に関する若干の政策」を発表。



直接管轄エリアの法律に基づく経営、法律に基づく納税に方向性を絞ったAI・ロボット開発企業とそのユーザー企業の単一プロジェクトに最大100万元の補助金を支給。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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