北朝鮮がロシア西部への派兵を初めて認める…金正恩氏の命令で参戦、対ウクライナ戦「大きな貢献」

2025年4月28日(月)10時15分 読売新聞

ロシア極東の訓練場で物資を受け取る北朝鮮兵士の様子とされる動画(中央の文字は公開したウクライナ当局の名称)=SNSの映像から

 【ソウル=依田和彩】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、ウクライナが越境攻撃を続けてきたロシア西部クルスク州での戦闘に北朝鮮兵が派遣されていたと報じた。北朝鮮がロシアへの派兵を認めたのは初めて。

 同通信が同日伝えた朝鮮労働党中央軍事委員会の声明では、金正恩キムジョンウン朝鮮労働党総書記の命令で参戦した北朝鮮兵が「大きな貢献をした」と主張した。

 正恩氏は、露朝が昨年6月に交わした「包括的戦略パートナーシップ条約」第4条に基づき派兵を決めた。第4条では、露朝のいずれかが武力侵攻を受けて戦争状態に陥った場合に軍事面を含めた援助を提供すると定めている。

 正恩氏は戦闘で死者が出たことを認め、首都・平壌ピョンヤンに近く「戦闘偉勲碑」を建てると明らかにした。露軍は26日、プーチン大統領にクルスク州全域の奪還作戦を完了したと報告し、北朝鮮兵の参戦を認めていた。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「北朝鮮」をもっと詳しく

「北朝鮮」のニュース

「北朝鮮」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ