高齢者介護のための新技術、新製品が「老博会」に登場―北京市
2025年5月25日(日)5時0分 Record China
第11回中国国際養老サービス業博覧会が23日、北京で閉幕しました。
第11回中国国際養老サービス業博覧会(老博会)が23日、北京で閉幕しました。今回の博覧会では、養老サービス分野における数多くの新技術、新製品が集中的に登場しました。
博覧会には、10以上の国と地域から220以上の政府部門、社会団体、メーカーが参加しました。高齢者によく使われる車椅子、介護ベッドなどの従来の介護用品のほか、高齢者専用の食器、食品、衣類などもすべてそろっています。
シルバー経済は、多くの既存産業に新たな成長ポイントをもたらしています。ある出展者によると、今回200種類以上の高齢者用品を出展しており、そのうち、音声機能を付加した家電製品は、高齢の利用者に適しているだけでなく、高齢者を対象とした買い替え補助金政策によって、買い替えの際に30%の補助が受けられるということです。
「老博会」の会場で最も高齢者の目を引いていたのはやはり、さまざまなタイプの介護ロボットや付き添いロボットです。例えば、高齢者と囲碁を打つ「麗ちゃん」というロボットは、家事代行スタッフの行う一部のサービスを肩代わりできるだけでなく、高齢者に優しく付き添うことができます。
今回の「老博会」期間中には「高齢者付き添い診療サービス規範」も発表されました。これは中国初の高齢者の診療付き添いに関する団体基準であり、付き添いサービス機関、付き添いスタッフ、サービスの流れなどについての規範が定められています。(提供/CRI)