ロシア軍、ウクライナ侵略開始後で最大規模の空爆…ミサイル69発と無人機298機で12人死亡
2025年5月26日(月)11時12分 読売新聞
25日、ウクライナの首都近郊のキーウ州で、ロシアの攻撃で焼けた民家=AP
ウクライナ空軍は25日、ロシア軍が24日夜〜25日朝にミサイル69発、無人機298機でウクライナ各地を攻撃したと発表した。ロイター通信によると、ロシアのウクライナ侵略が始まった2022年2月以降で最大規模の空爆となった。
ウクライナ非常事態庁は、北部ジトーミル州で子ども3人が死亡するなど、首都キーウを含む13地域で少なくとも12人が死亡、60人以上が負傷したと明らかにした。攻撃は両国の直接協議に基づき、23〜25日に1000人ずつの捕虜交換が実施されるさなかに行われており、停戦に向けた機運は高まっていない。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、「米国の沈黙、その他の世界の沈黙はプーチン(露大統領)を勇気づけるだけだ」とSNSに投稿し、経済制裁などロシアへの圧力強化を訴えた。