「れきちず」に全国版が登場 江戸時代の地図を現代風にデザインしたWeb地図
2025年4月9日(水)12時51分 ITmedia NEWS
「れきちず」全国版(出典:れきちず)
れきちずは、現在広く使われている地図デザインを用い、1800〜1840年ごろ(文化、文政、天保年間)の日本を描いたWeb地図。江戸時代の門や橋、寺社などランドマークとなるものは種別ごとのアイコンで表現し、街道に沿って宿場町のアイコンなども配置している。
開発者は、デジタル地図開発プラットフォーム「MapTiler」などを提供しているMIERUNE(北海道札幌市)のデザイナー、加藤創さん。23年8月にβ版を公開し、個人のプロジェクトとして運営してきた。
全国版の公開に合わせ、「ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター」(CODH)と共同で江戸時代の主要街道データ約6400kmを作成し、オープンデータ化した。加藤さんのXアカウントによると、この街道データセットは、各地の図書館で資料を調べ、60以上の文献を基に作成した力作だという。
データはライセンスに従えば誰でも自由に利用できる。「街歩きや歴史散策など、さまざまな場面でご活用ください!」