コスパがよいと思う「テレビ」のメーカーランキング! 2位「シャープ」を抑えた1位は?【家電のプロが解説】

2025年5月5日(月)21時25分 All About

All About ニュース編集部が全国20~70代の男女500人を対象に実施した「テレビのメーカーに関するアンケート」から、今回は「コストパフォーマンスがよいと思うテレビのメーカー」ランキングを紹介します。 2位のシャープを抑えた1位は?(サムネイル画像出典:Cineberg / Shutterstock.com)

All About ニュース編集部は全国20〜70代の男女500人を対象に、「テレビのメーカー」に関するアンケートを実施しました。本記事ではその結果から、「コストパフォーマンスがよいと思うテレビのメーカー」ランキングを紹介します!

第2位:シャープ(90票)

2位には、「シャープ」がランクインしました。
日本を代表する総合電機メーカーであるシャープ。社名は、同社が手掛けたシャープペンシルの大ヒットが由来です。さまざまな家電製品を手掛けている同社ですが、テレビでは「AQUOS」ブランドが有名。多くのモデルで超解像アップコンバートをかなえる独自の画像処理エンジンを搭載するなど、優れた映像表現で支持を集めています。
アンケート回答を見ると、「高性能じゃなくても比較的安くて画質も良いのでコスパは良いと思います」(30代女性/岡山県)や、「国内の主要メーカーで一番コストパフォーマンスはよいと思う」(60代男性/神奈川県)、「シャープはパナソニックやソニーと比べ安いのに性能もよい」(30代女性/愛知県)といったコメントが寄せられていました。

第1位:ハイセンス(124票)

1位に選ばれたのは、「ハイセンス」でした!
ハイセンスは中国に拠点を置く大手総合家電メーカー。1969年に設立され、幅広い家電製品をどんな人でも手の届く価格帯で展開しているのが大きな特徴です。近年は特にテレビ事業に力を入れており、最新の映像技術を搭載したモデルを幅広く展開。世界中に販売網を持ち、グローバルブランドとしての地位を確立しているメーカーです。
自由回答では、「コストでは国内メーカーを圧倒しているから」(20代男性/愛知県)や、「中国で作られており、低価格だが映像も綺麗に映り、何よりしっかりした保証も付いているから」(20代男性/島根県)、「安くて評価良いメーカーのイメージ」(30代女性/京都府)といったコメントが寄せられていました。

専門家は結果をこう見る!

今回の調査で判明した結果について、「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志さんに解説してもらいました。
●安蔵さんのコメント
「ハイセンスは『レグザ』ブランドで知られるTVS REGZAを傘下に持っており、2社の技術的なシナジーが画質をはじめとする性能を向上させる要因となっています。レグザは長年にわたりテレビ技術を進化させてきた実績を持つブランドであり、その技術を利用することで、ハイセンスは高品質な映像体験を手頃な価格で提供することが可能になったのです。
実際にBCN総研によると、2024年の国内における薄型テレビ販売台数シェアは、1位がハイセンス傘下のTVS REGZA(25.4%)で、2位がシャープ(20.6%)、3位がハイセンス(15.7%)という結果になりました。つまりハイセンスグループが4割以上を占めているというわけです。
さらに、ハイセンスは世界的なスポーツイベントのスポンサーとしても知られています。特に、FIFAワールドカップなどの大規模な国際大会にスポンサーとして積極的に参加しており、それによってブランドの認知度が高まっています。高い認知度は、消費者の安心感や信頼感につながり、購買決定において重要な要因となります。
中国メーカーのブランド力が向上している中で、特にハイセンスは安くて高画質、つまりコスパがよいと認知されるようになったのではないでしょうか」
※コメントは全て原文ママです
この記事の回答者:安蔵靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
(文:All About ニュース編集部)

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