Valve Proton 10.0リリース。Linuxでのゲーム互換性がさらに改善
2025年5月2日（金）12時14分 マイナビニュース
Valveは4月29日、DirectX用のVulkan互換レイヤーであるソフトウェア「Proton」において、ベータ版となるバージョン10.0-1をリリースした。これまで実験的（Experimental）バージョンでしか利用できなかった幅広い改善が統合され、多くのライブラリも更新されている。
これまでProton Experimentalでしか動作しなかった多数のゲームに対応するダウンストリーム最新バージョン。ValveはProtonをSteamやSteam OSに統合してProtonを提供しており、Windows向けのDirectXをVulkanで動作させる互換レイヤーとして役立てられている。今回このベータ版が10.0の大台に乗るマイルストーンを達成し、数多くのゲームとの互換性を改善。Wine 10.0のほか、DXVK 2.6.1、DXVK-NVAPI 0.9.0、VKD3D-Proton 2.14.1 Git、Wine-Mono 9.4、Steamworks SDK 1.62へのアップデートが並行して加えられている。
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