リコー「GR IV」開発発表、待望の新型コンパクトデジカメ 25年秋発売へ

2025年5月22日(木)17時12分 ITmedia NEWS

 リコーイメージングは5月22日、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの最新モデル「RICOH GR IV」の開発を発表した。2025年秋の発売を予定している。価格は未定。
 GR IVは、旧モデル「GR III」のデザインを継承しながら、新型のイメージセンサーや画像処理エンジン、レンズなど主要デバイスを一新した。撮像素子はAPS-Cサイズの約2574万画素CMOSセンサーで、ISO100〜20万4800までの高感度に対応する。レンズは18.3mm(35mm判換算で約28mm)、開放値F2.8の5群7枚構成で、非球面レンズを3枚採用する。35mm、50mmのクロップ機能も内蔵する。
 センサーシフト方式の5軸手ブレ補正を搭載し、補正ユニットを用いたモアレ低減機能も備える。2段の内蔵NDフィルターも搭載する(オンオフ可能)。AFは像面位相差検出とコントラスト検出を組み合わせたハイブリッド方式を採用した。静止画だけでなく、1080p/60pでの動画も記録できる。約53GBの内蔵ストレージに加え、microSDカードスロットも内蔵する。
 本体サイズは約109.4×61.1×32.7mm、質量は約262g(バッテリー、microSDメモリーカード含む)となる。USB Type-Cポートを内蔵し、充電やデータ転送、映像出力にも利用可能だ。液晶パネルは3インチ(103.7万ドット)。
 GR IVベースで「HDF」(Highlight Diffusion Filter)を搭載したモデルについても並行して開発を進めており、2025年冬以降の発売を予定している。また、スマートフォンス用アプリ「GR WORLD」も近日リリース予定で、RICOH GR II以降の各機種に対応する。
 なお、現行製品のRICOH GR IIIについては、部品調達の都合により2025年7月中の出荷分をもって製造完了となる見込みだという。RICOH GR IIIxについては当面の間、製造・販売を継続する。
 GRシリーズは、1996年に発売したコンパクトフィルムカメラ「RICOH GR1」からスタートし、2005年にはデジタル化した「GR DIGITAL」が登場。GR IVは、GR DIGITAL発売から20年の節目を迎える。なお、開発中の外観サンプルは5月31日から「GR SPACE」(東京、北京、上海)でショーケース展示する。

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