AI PCからゲーミングノートPC、翻訳ガジェット、タッチ操作対応プロジェクターまで デバイスの種類が豊富なAcerブース
2025年5月23日(金)21時55分 ITmedia PC USER
Acerブース
●PREDATORシリーズ
Acerのゲーミングブランドの中で、ハイエンド向けを担う「PREDATOR」シリーズの新製品が豊富に展示されていた。
TRITON 14 AI
ゲーミングに分類はされているが、クリエイターをターゲットにした「TRITON 14 AI」は、タッチパッド部分をペンタブレットとして使えるのが大きな特徴だ。ハプティックスに対応するタッチパッドを採用しているため、ペンタブレットとして使っている時はカーソルなどが上下に動くことはない。
HELIOS 18 AI
「HELIOS 18 AI」は、最上位のGeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載できるプレミアムモデルに仕上がっている。
Nitroシリーズ
ゲーミングブランドの中でも、カジュアルゲーマーからコアゲーマーまで幅広くターゲットにしている「Nitro」シリーズからも新製品が登場している。
Nitro 16S AI
Nitroシリーズの中でも上位モデルとなる「Nitro 16S AI」は薄型のスリムなデザインが特徴で、ボディーには金属製カバーを上部と下部に採用している。
最上位構成だとAMD Ryzen AI 9 365、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUまで搭載できると記載されているが、WebではGeForce RTX 5070 Laptop GPUまで搭載できるという。展示機はGeForce RTX 5070 Laptop GPU(MGP115W)だったが、WebではMGP85Wと表記されている。購入時はよくスペックを確認したいところだ。
Nitro 16 AI
Nitroシリーズの中でもコストパフォーマンスに優れる(ブース担当者)というのが、「Nitro 16AI」だ。こちらは上面のみ金属製カバーを採用している。展示機はGeForce RTX 5070 Laptop GPU(MGP115W)だった。
Nitro 18 AI
こちらはNitro 16 AIよりも画面が大きい18型モデルだ。展示機はGeForce RTX 5070 Laptop GPU(MGP115W)だった
Nitro V 16S AI
Nitroシリーズの中でも手頃なエントリー向けに位置付けられる「Nitro V 16S AI」も実機を確認できた。展示機はGeForce RTX 5060 Laptop GPU(MGP85W)だった。
Nitro 20
15リットルサイズのコンパクトデスクトップPC「Nitro 20」は、これまで紹介してきたAMDのゲーミングノートPCで採用されている「Strix Point」に、デスクトップPC向けのGeForce RTX 5060 GPUを搭載したモデルとなる。
●Swiftシリーズ
薄型軽量デザインのプレミアムモデルという位置付けとなるノートPCのSwiftシリーズについても新製品が展示されていた。基本的にどのモデルもAI PCとなっている。
Swift Edge 14 AI
「Swift Edge 14 AI」は、マグネシウムアルミニウム合金製のケースを採用することで、1kg以下の重さを実現している。ディスプレイは3Kという高解像度とOLED(有機EL)、そしてCorning Gorilla Matte Proを採用することで、まるで印刷物のような見え方を実現している。当初、筆者は動作しないモック品かと思ってしまったほどだ。
●Aspireシリーズ
コストパフォーマンスに優れ、幅広い用途に対応するというAspireシリーズ。こちらも基本的にどのモデルもAI PCという位置付けだ。
Aspire 14/16 AI
「Aspire 14/16 AI」は薄型軽量のアルミニウム製シャシーを採用したスタンダードなモデルで、搭載CPUのモデルがIntel、AMD、Qualcommとラインアップが豊富なところが特徴だ。
●プロジェクター
プロジェクター製品としては、超短焦点でタッチ操作ができる新製品の「PD1520Us」が動作可能な状態で展示されていた。
AOSPベースのシステムが組み込まれており、プロジェクター単体で動作が可能。タッチの認識については、上部のカメラを手で覆うとタッチが認識されなくなったことから、画像認識技術も活用されていると考えられる。
リアルタイム翻訳「AI TransBuds」
AIでリアルタイム翻訳を行うイヤフォン「AI TransBuds」が展示されていた。Google MeetやTeamsなどあらゆるコミュニケーションソフトで使用でき、話し手が片耳だけ装着すれば翻訳が実現できる。
例えば話者が中国語を話すと、聞いている側は日本語で聞こえるといった具合だ。サービス開始は7月末で、第2弾として10月にアジア、米国、欧州で展開される見込み。アジアに日本は含まれているという。
サービスの料金について現時点では最初の100時間は含まれており、それ以降は5時間で10米ドル必要になる課金ビジネスモデルだという。サポートしている言語は15言語(ドイツ語、英語、スペイン語、フランス語、フィリピン語、イタリア語、インドネシア語、日本語、韓国語、マレー語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、ベトナム語、中国語)だ
「Nitro Radeon RX 9060 XT OC 16GB」
COMPUTEX TAIPEI 2025の2日目に発表されたミドルレンジ向けGPU「Radeon RX 9060 XT」を搭載するグラフィックスカード「Nitro Radeon RX 9060 XT OC 16GBが展示されていた。
●データ通信
データ通信用のモバイルルーターやUSBモデムといった製品も展示されていた。
Acer Connect M4 5G Mobile Wi-Fi
「Acer Enduro Connect M3 Mobile Wi-Fi」(日本未発売)の後継製品となる「Acer Connect M4 5G Mobile Wi-Fi」は、8000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、最大28時間の動作に対応する。Tri-SIM(Nano SIM、eSIM、vSIM)に対応しており、vSIMは設定画面を見る限り、SIMO社が採用されているようだ。チップセットはMediaTekだった。
Acer Connect D5 Pro 5G Dongle
「Acer Connect D5 Pro 5G Dongle」は、5Gに対応したUSBモデムだ。最大3.2Gbpsのアップリンクレートと、4x4 MIMOのサポートによる低遅延接続で優れた速度を実現するという。