経営者たちの書架 第5回 Spectee CEO 村上建治郎氏が選ぶ一冊『成瀬は天下を取りにいく』
2025年5月28日(水)9時0分 マイナビニュース
高度にインターネットが発達した現代では、知りたい情報をすぐに検索して調べることができる。一方で、本を読むことで得られる想像力やインスピレーションも重要だ。"本でしか得られない情報"もあるだろう。そこで本連載では、経営者たちが愛読する書籍を紹介するとともに、その選書の背景やビジネスへの影響を探る。
第5回は、AIを活用した防災や危機管理を支援するソリューションを開発するSpecteeの代表取締役 CEO 村上建治郎氏に取材した。村上氏は滋賀県大津市を舞台とする宮島未奈氏の小説『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)を選んだ。
同書は「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2024年本屋大賞」の受賞など、多くの話題を呼んだ作品。主人公・成瀬あかりは、閉店を迎える西武大津店に通って中継に映ると言い出したかと思えば、M-1への挑戦、市民憲章の丸暗記など、周囲から「変わった子」と思われながらも我が道を突き進む。
成瀬あかりが中学2年生から高校3年生になるまでのエピソードを、オムニバス形式で集めたのがこの一冊だ。村上氏は「起業家はどんなビジネス書よりも読んでほしい」と話す。
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