マクラーレンF1がレッドブルとフェラーリから獲得したスタッフがチームに合流。技術部門は三者による管理体制に
今週、ロブ・マーシャルとデイビッド・サンチェスがマクラーレンの役職に就任し、ウォーキングで新たな技術幹部チームが始動した。
マーシャルとサンチェスはそれぞれレッドブルとフェラーリのガーデニング休暇に入っていたが、ピーター・プロドロモウとともに新たにマクラーレンの技術部門の三者管理体制を形成する。マーシャルはエンジニアリングとデザインを率い、サンチェスはマシンのコンセプトとパフォーマンスの責任者となる。プロドロモウはチームの空力部門を監督する。また3人のテクニカルディレクターは全員、マクラーレンF1のチーム代表アンドレア・ステラの直属となる。
レッドブルでチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイを補佐していたマーシャルは、10年以上にわたってチームの成功に貢献してきてきた。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、マーシャルの移籍はレッドブルにとって損失であり、マクラーレンにとっては大きな利益だと考えている。
ホーナーは『Sky Sports F1』に対し、「マクラーレンは、1年の後半は素晴らしかった」と語った。
「彼らの競争力が非常に高いときがあったし、シーズン後半に我々の直近のライバルだったこともあった。彼らはチームを強化してきた。ロブは間違いなく財産になるだろう」
「また、ランド(・ノリス)と、今年とても印象的なデビューを果たしたオスカー(・ピアストリ)がいる。彼らが来年の要素になる可能性は十分にあると思う」
「レギュレーションが変わらないことで、必然的に我々にとっての利点は減るだろう。我々はおそらく開発曲線の頂点に近づいているが、他のチームはまだそうなっていないからだ。そのため差は縮まっていくだろう。マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、もしくはアストンマーティンのいずれかのチームであれ、彼らが来年競争相手となる可能性は高いと予想している」
マクラーレンの技術部門トップの3名のうち、マーシャルとサンチェスが2024年型マシンの設計に共同で関与することにはならないだろう。マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、チームが人材とインフラ双方の能力を最大限に発揮するには、もう1シーズンが必要になると考えている。
「我々には必要なものがすべてそろっているが、もう少し時間を必要としている」とブラウンは昨年11月にアブダビで語っていた。
「アップグレードでは我々の最新技術の一部は使われなかった。今では風洞を使用しており、新しいシミュレーターと製造ユニットがある。まだそうしたものの効果が出ていないので、非常に楽しみだ」
「1月にはすべての準備が整うが、2024年はすでに始まっている。すべてのものが最大限の力を発揮するのは2025年になると思うが、それでも2024年シーズンについては前向きな気持を抱いている」
「アンドレアとチーム全体が大きな努力をしてきた。アップグレードは素晴らしかった。ドライバーたちは最高の仕事をしたし、メルセデスのパワーユニットは強力なパワーを発揮したので、エキサイティングだった」
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