「今年が分岐点」WBCも辞退した坂本に球界有力OBから指摘された「課題」とは
(C)Getty Images
生え抜きのベテランが正念場のシーズンを迎える。
巨人の坂本勇人は、プロ17年目の今季もV奪還を目指すチームを支える存在であることに変わりはない。しかし、昨年は開幕直前の左内腹斜筋筋損傷や、5月にも右膝内側側副靱帯の損傷など怪我に悩まされたことで常時出場はならず、2008年のレギュラー定着以降、出場数も83試合と最少に終わり、初めて規定打席にも届かなかった。
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復活を期す今季は、長年守り慣れたショートのレギュラーを争うことが予想されており、自主トレを行っている現在も、増田陸や湯浅大など、同じ内野を守る成長著しい若手を意識するコメントなども伝えられている。
出場が期待されたワールドベースボールクラシック(WBC)へは、早い段階で辞退を申し入れ、シーズンに専念することを決断。キャンプも一軍スタートが決定し、定位置獲りへ向け再スタートを切る。
そして、背水の陣に立つ今季の坂本に対し、現コーチ、さらには球界OBからも叱咤激励の声が飛んでいる。
「勇人にしても、うかうかしてられない」
そう話すのは、巨人に復帰した大久保博元一軍打撃チーフコーチだ。大久保コーチは、元阪神の下柳剛氏のYouTubeチャンネル『柳に風【下柳剛公式チャンネル】』に出演し、今季の巨人野手陣について語っている。
1月26日配信の「【必見】ベテラン選手を救う巨人の打撃練習
さらに下柳氏も「怪我も増えましたしね。ショートを15年くらいやっていて」と過酷なポジションでの疲労も重なってきていると述べると、大久保コーチも「(秋季キャンプの)宮崎でも打球速度が落ちちゃってる。本人もわかっていると思うよ」として、不振だった昨季のコンディションを振り返った。
その上で「オフは相当、ウェイトをやったり、振り込んでいると思うよ」として、奮起を期待するコメントを残している。
坂本は昨季、11年振りに秋季キャンプに参加し話題となった。自身も復調への意識の他、危機感を抱いていることも間違いないだろう。チームがBクラスからの巻き返しを目指す今季、背番号6は強い覚悟とともに勝負のシーズンに挑む。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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