【侍ジャパン】どうなる正捕手!?甲斐キャノン健在も不安視される「捕球ミス」
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野球日本代表「侍ジャパン」の甲斐拓也捕手(30)がキャッチングに不安を残した。4日、壮行試合の中日戦で先発出場し、佐々木朗希投手(21)とバッテリーを組んだが、捕球ミスが散見された。
1回2死一、三塁の場面では、5番アキーノに投げた4球目に佐々木朗が自己最速となる165キロをマーク。コースはど真ん中だったが、甲斐はミットに当てながら弾き、捕球できなかった。日本人最速に並ばれた大谷翔平(28=エンゼルス)も、見守ったベンチで苦笑したシーンだった。
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試合後に甲斐は「どの球だろうな……どの球かわからない。全部速かったんで」と165キロの場面を覚えていなかった。続けて「(佐々木朗は)素晴らしかった。本当に球がすごかった。僕もしっかり捕らないといけない」と反省した。
確かに佐々木朗は異次元だった。降板する3回までに投じた直球35球のうち80%にあたる28球が160キロ超え。球速幅は直球が158〜165キロ、フォークも144〜149キロ。ほぼ2種類の組み合わせで中日打線を圧倒した。
準備期間が短く、実戦でバッテリーを組む機会が少ないことは否めない。1回には抜けたフォークを甲斐が捕球できず、走者の進塁を許した。記録は佐々木朗の暴投だったが、投手からすれば捕手にしっかり止めてほしい場面だった。
試合では「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩で盗塁を2度阻止。持ち味を発揮したが、SNSでは捕球ミスへの指摘も多く「甲斐のポロポロが気になって安心して見ていられなかった」「(165キロの場面は)サイン違いかと思った」「今永と組んだときも弾いてた」「フレーミング(捕球の仕方で際どい球をストライクと審判に判定させる技術)を意識するあまり、捕球に支障が出ているのではないか」という厳しい声もあった。
甲斐は21年東京五輪でも全5試合でマスクをかぶり、金メダル獲得に貢献している。今回のWBC捕手は中村悠平(32=ヤクルト)、大城卓三(30=巨人)と3人制だが、経験値ではもっとも甲斐が正捕手の座に近いといわれている。
佐々木朗が異次元すぎたのか、甲斐の技術不足なのか。規定により、ダルビッシュ有、大谷といったメジャーの一線級クラスとバッテリーを組むのも、ぶっつけ本番になる可能性が高い。「日本の要」がポロポロでは、投げる方も、見ている方も安心できない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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