角田裕毅「ライバルと比べるとペースが大幅に足りない」チームは初日パフォーマンスに落胆、解決策を探る/F1第5戦
2023年F1マイアミGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=18番手/2=18番手だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、チームと角田の一日について、次のように振り返った。
「金曜はあまりスムーズな一日ではなかった。ドライバーはふたりとも全体的なグリップに苦しんでおり、優れたラップタイムを引き出すことに苦戦している」
「裕毅がFP1でフロントウイングの比較を行い、ポジティブな結果を得ることができた。そのため、このウイングを週末の残りでも使い続けるつもりだ。大きな向上をもたらすようなものではないが、今後使用するエアロコンポーネントとの相性において良く機能するし、このパッケージにおいてもパフォーマンス向上につながっている」
「FP2で裕毅は通常どおりミディアムとソフトタイヤでの走行を行った。どちらのドライバーに関しても、バランス面での大きな制限はなかったが、とにかくグリップが足りなかった。今夜、セットアップとタイヤの使い方について再度検討する必要がある」
「赤旗の影響で、タイヤを理解するための優れたロングランデータを集めることができなかった。ただ、新しいターマックはタイヤに対してそれほど大きな影響を与えていないようだったので、レースは昨年と同様のストーリーになりそうだ」
「今日のパフォーマンスは期待を下回るものだった。今夜はグリップとラップタイムを見つけるために、大量の作業に取り組むことになる」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=18番手(1分32秒169:ソフトタイヤ/28周)/2=18番手(1分29秒613:ソフトタイヤ/25周)
チャレンジングな一日でした。今のところペースがあまり良くないようなので、改善するための解決策を見つける必要があります。
昨年と比較すると、全体的なパフォーマンスは向上しており、路面も改善されましたが、それでもライバルたちと比べると、ペースがかなり不足しています。
今回のグランプリには大きなアップデートは持ち込んでいないので、明日に向けて異なるアプローチを試す必要があります。
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