「右肘を手術して振れるのが不思議」落合博満氏が率直な思いを吐露 ”フル稼働”続ける大谷翔平は「野球が生き甲斐」
右肘にメスを入れた大谷。その状況を日本球界屈指のスラッガーが分析した。(C)Getty Images
天才打者と称されたレジェンドの目にも、米球界を席巻する二刀流スターは「規格外」として映っているようだ。9月24日にTBS系テレビ「サンデーモーニング」に元中日ドラゴンズの落合博満氏が出演。キャリア2度目となる右肘の手術を行ったとされる大谷翔平(エンゼルス)への持論を披露した。
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緊急降板を余儀なくされた先月23日(現地)のレッズ戦後に「右肘側副靭帯の損傷」が判明していた大谷は、今月19日にロサンゼルス市内の「カーラン・ジョーブ・クリニック」で右肘の手術を行ったと公表した。
2018年にトミー・ジョン手術を行っていた大谷だが、今回は、靭帯に強度を与える厚い縫合糸のような素材を使用した『インターナル・ブレイス』が採用したと報じられている。この新技術によって、投手としての再起こそ25年以降になると見られているが、打者としては来年早々に復帰できると見られている。
とはいえ、選手生命にも影響する大手術を行ったのは間違いない。「サンデーモーニング」のご意見番として出演する落合氏は「右肘の手術をして、バッターとして振れるっていうのが不思議でしょうがない」と率直な意見を吐露。3度の三冠王を手にした天才打者なりの目線で分析した。
「普通は振りづらくなると思うんですけど、野手として復帰できるっていうのが、自分が経験してないからいまいち分からない。肘にどこまで負担がかかるのかっていうね。(大谷が)右投げ、左打ちだからなのか、もしも右投げ、右打ちだったら負担がかかるのか。だから僕は分かんないです」
いつもの“落合節”で、「ベーブ・ルースを超えた」とされる天才について語った。そんなレジェンドだが、番組MCの関口宏氏から「こんだけ手術しなきゃなんなくなるような野球に、なんだかちょっと行きすぎてないですか」と振られると、「野球が趣味ですから」とキッパリ。「野球が生き甲斐ですから。そりゃあ身体がどうなろうと、もう本人の中では納得済みだと思います」と慮った。
もはや落合氏の想像をも超える存在になっている大谷。ここから再起に向けた厳しいリハビリが待ち受けているが、平然とグラウンドに戻ってきそうな気がしてならない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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