落合博満氏 チェン・ウェイン氏のプロ初セーブ「大きな意味のある1セーブだった」
2025年4月18日(金)20時0分 スポーツニッポン
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が18日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日や米メジャーのオリオールズなどで活躍し、日米通算96勝を挙げた台湾出身の左腕チェン・ウェイン氏(39)について語った。
チェン氏は2003年オフに台湾国立体育大学の学生のままで中日へ入団。05年に1軍初登板を果たし、同年8月7日の横浜戦(横浜スタジアム)で1点リードの延長11回に登板しプロ初セーブを記録した。
落合氏は「05年に1セーブ挙げたんだけど。これが重要な1セーブでね」と切り出した。「台湾には兵役がある。海外で活躍した選手は特例で兵役が2週間に短縮された」。本来は1年半から2年の兵役が課されるという。この05年オフにチェン氏は2週間に短縮された義務を果たした。落合氏は「飛行機からパラシュートで降りたらしいよ。(この特例が)なかったら兵役が大変だったんじゃない。意味のある1セーブ。勝っていたゲームを(9回に守護神の)岩瀬が追いつかれて。(延長11回に渡辺の中前適時打で勝ち越した後に)チェンが抑えて勝った。これが大きな意味のある1セーブだった」と感慨深げに振り返った。