秋田商、14年ぶり初戦突破は今季最高のゴール! 人工芝グラウンド完成が勝利の一助に
2019年1月1日(火)16時2分 サッカーキング
取材・文=安藤隆人(提供:ストライカーデラックス編集部)
鮮やかな決勝ゴールだった。
前半34分、浮き球をFW長谷川悠がトラップすると、MF伊藤拓へつなぎ、一気にゴール前に駆け上がると、伊藤は左サイドを駆け上がったMF鈴木銀華に展開。鈴木銀はドリブルで縦に仕掛けると、中央へ正確なクロスを供給する。これをファーサイドで受けた長谷川が鮮やかな胸トラップから左足ハーフボレーをゴール右隅に突き刺した。
「選手間の距離を近くして、奪ったボールをうまく味方につなぎながら崩していく。1点目はまさに今季最高のゴールだった」
秋田商・小林克監督が絶賛したのもうなずけるほど、複数の選手が関わったビューティフルゴール。このゴールは今年の秋田商が積み上げてきたものの結晶だった。
「今年のチームは長谷川と鈴木宝の2人でこじ開けることができるけど、決して彼らだけに頼るチームにはしたくなかった。だからこそ、全体でボールを動かして崩すことをやってきた」(小林監督)
このサッカーを具現化するために後押ししたのが、学校のグラウンドの人工芝化だ。秋田商はこれまでずっと土のグラウンドでトレーニングをしていた。加えて豪雪地帯がゆえに、土の上に雪が降ると雪かきもできず、雪解けの時期になるとグラウンドはぐちゃぐちゃになり、ボール回しのトレーニングにも大きな影響を与えていた。それが昨年11月に綺麗な人工芝グラウンドが完成してからは、練習環境も質も一変した。
「判断力や技術がより磨かれたと思います。土のグラウンドだとどうしてもグラウンドコンディションが悪くて、ボールから目線を切れずに苦戦しましたから」(小林監督)
より周りを見て、距離感やスペースを確認しながらスムーズにボールを動かす。これを1年間徹底してきた成果が、このゴールに凝縮されていた。もちろん、このゴールシーンだけではない。この試合、秋田商は80分間を通じてゲームの主導権を握り続け、文字どおりの完勝劇だった。
次なる相手も富山第一という強豪だが、秋田県勢として14年ぶりの初戦突破を果たした勢いそのままに、『新生・秋商』のサッカーを披露して、さらなる高みを目指す。
鮮やかな決勝ゴールだった。
前半34分、浮き球をFW長谷川悠がトラップすると、MF伊藤拓へつなぎ、一気にゴール前に駆け上がると、伊藤は左サイドを駆け上がったMF鈴木銀華に展開。鈴木銀はドリブルで縦に仕掛けると、中央へ正確なクロスを供給する。これをファーサイドで受けた長谷川が鮮やかな胸トラップから左足ハーフボレーをゴール右隅に突き刺した。
「選手間の距離を近くして、奪ったボールをうまく味方につなぎながら崩していく。1点目はまさに今季最高のゴールだった」
秋田商・小林克監督が絶賛したのもうなずけるほど、複数の選手が関わったビューティフルゴール。このゴールは今年の秋田商が積み上げてきたものの結晶だった。
「今年のチームは長谷川と鈴木宝の2人でこじ開けることができるけど、決して彼らだけに頼るチームにはしたくなかった。だからこそ、全体でボールを動かして崩すことをやってきた」(小林監督)
このサッカーを具現化するために後押ししたのが、学校のグラウンドの人工芝化だ。秋田商はこれまでずっと土のグラウンドでトレーニングをしていた。加えて豪雪地帯がゆえに、土の上に雪が降ると雪かきもできず、雪解けの時期になるとグラウンドはぐちゃぐちゃになり、ボール回しのトレーニングにも大きな影響を与えていた。それが昨年11月に綺麗な人工芝グラウンドが完成してからは、練習環境も質も一変した。
「判断力や技術がより磨かれたと思います。土のグラウンドだとどうしてもグラウンドコンディションが悪くて、ボールから目線を切れずに苦戦しましたから」(小林監督)
より周りを見て、距離感やスペースを確認しながらスムーズにボールを動かす。これを1年間徹底してきた成果が、このゴールに凝縮されていた。もちろん、このゴールシーンだけではない。この試合、秋田商は80分間を通じてゲームの主導権を握り続け、文字どおりの完勝劇だった。
次なる相手も富山第一という強豪だが、秋田県勢として14年ぶりの初戦突破を果たした勢いそのままに、『新生・秋商』のサッカーを披露して、さらなる高みを目指す。