急浮上したダークホース球団も ロッテからポスティングの佐々木朗希、3球団に絞った 米メディア報道
2025年1月15日(水)5時30分 スポーツ報知
佐々木朗希
ロッテからポスティングシステムでメジャーを目指す佐々木朗希投手(23)の移籍先がドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団に絞られたと13日(日本時間14日)、スポーツ専門局「ESPN」などの米メディアが報じた。ヤンキースなどにはすでに断りの連絡を入れたとされ、争奪戦は最終段階に入った。25年度の「国際ボーナスプール」が解禁となる米東部時間15日午前9時(同15日午後11時)から契約が可能となり、ポスティングの交渉期限は同23日午後5時(同24日午前7時)まで。
朗希争奪戦のゴールが近づいてきた。ESPNなどの米メディアが最終候補に有力とみられていたドジャース、パドレスに急浮上したブルージェイズを加えた3球団が残ったと報じた。昨年12月に面談をしたとされるヤンキース、メッツなどには断りの連絡を入れたと、MLB公式サイトなどが報じて明らかになった。ブ軍はこれまで面談した球団に名前が挙がっていなかったが、スポーツ専門サイト「アスレチック」が、本拠地のトロントで実施したとした。
真偽不明の情報も出てきている。SNSでは、朗希がパ軍の本拠地・ペトコパークで、チームウェアを着用してキャッチボールをする動画が拡散。パドレスとサンディエゴで行った2次面談では、1次面談では禁止されていた現役選手との面会が解禁され、ダルビッシュらが参戦したとも一部で報じられた。ブ軍の本拠地・ロジャーズセンターでキャッチボールをしたという情報もある。昨オフにはFA争奪戦まっただ中だった大谷の動向を巡って、プライベートジェットでトロント空港に飛んだという誤報が出回ったが、今回も報道合戦となってきた。
20球団以上が獲得に興味を示した争奪戦。昨年12月に8球団ほどがロサンゼルスで1次面談を行い、2次面談も行って3球団まで絞られた。ド軍は大谷と山本、パ軍はダルビッシュと松井が在籍。ブ軍は唯一カナダに本拠地を置くが、開閉式のドーム球場で気候には左右されにくく、ベリオス、ガウスマン、バジットら好右腕が在籍しており成長のための手本はそろっている。
昨年12月10日にポスティングの45日間の交渉期間がスタートしたが、24年分の「国際ボーナスプール」の期限が同15日に終わり約1か月間の正式契約は不可能だった。25年のボーナスプールは米東部時間15日午前9時(同午後11時)に解禁。同23日午後5時(同24日午前7時)のポスティングの期限までの9日間。朗希の決断の時が迫っている。
◆大谷のトロント行き騒動 大谷がFAだった昨オフの23年12月、交渉も大詰めとなった中で一部米メディアが「大谷が(ブ軍の本拠地)トロント行きのチャーター機に乗った」と報じ、トロント空港にメディアが集結するほどの騒ぎになった。だが、実際に乗っていたのは別人で誤報。大谷はその後、ロサンゼルスの自宅で愛犬デコピンと過ごしていたことを明かした。昨年4月にトロントで試合をした際には、強烈なブーイングを浴びせられた。