「攻撃は5回まで」阿部巨人2025展望 磐石投手陣の裏で球界OBが指摘する"穴"とは

2025年1月21日(火)11時43分 ココカラネクスト

指揮官2年目となる阿部監督の選手起用も注目となりそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 まもなくキャンプインを控え、昨年リーグ覇者となった巨人の調整にも注目が高まっている。

 今春のキャンプでは2季ぶりにS(スペシャル)班を復活、またドラフト3位ルーキー、長打力も期待される荒巻悠(上武大)を1軍スタートとさせるなど、また新たな形で選手の背中を押そうとしている。

【2025シーズン展望】巨人は連覇に向けてライデルや甲斐を補強︎楽天ドラフト1位の宗山塁はどう起用する︎広島は9月失速で4位転落に…キャンプの取り組み方について高木豊が語ります

 今春のキャンプでは2季ぶりにS(スペシャル)班を復活、またドラフト3位ルーキー、長打力も期待される荒巻悠(上武大)を1軍スタートとさせるなど、また新たな形で選手の背中を押そうとしている。

 オフの積極補強も話題を呼んだ。守護神候補のライデル・マルティネス、FAで甲斐拓也、楽天から田中将大、5番候補として新外国人のトレイ・キャベッジを獲得と多様な顔ぶれも期待を高めている。

 そんな巨人の今季展望には球界内からすでに声があがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は18日までに自身のYouTubeチャンネルに「【2025シーズン展望】巨人は連覇に向けてライデルや甲斐を補強!!楽天ドラフト1位の宗山塁はどう起用する!?広島は9月失速で4位転落に…キャンプの取り組み方について高木豊が語ります!!」と題した動画を更新。巨人展望に関して独自の見解を語っている。

 オフの大型補強も話題を集めた巨人に関して、まずは磐石の投手陣の布陣について言及。

 昨季15勝をマークした菅野智之が抜けることで心配されるも、「楽しみしかない」と若手投手陣が伸びることで十分補えるという見方を示した。

 具体的には新エースの戸郷翔征、2桁勝利の山崎伊織、昨年侍ジャパンの活躍も目立った左腕の井上温大、先発転向の西舘勇陽など布陣はそろっているとした。

 ここに球界屈指の捕手、甲斐が加わることで「バッテリーに関してはいいことしかない」と明言。ライデル含め、救援投手陣も充実したことで「攻撃は5回まで」と他球団が攻撃できるイニングも限られるという見方を示した。

 一方で「あとはどうやって打っていくかだよね」と、課題とされる打線形成に目を向けた。昨季は9月終盤までに20度の完封負けを記録するなど、得点力をいかにあげていくかは埋めるべき”穴”と見られている。

 この点においては、昨季も8月の昇格直後に満塁弾を放つなど異才を放った、プロ3年目となる浅野翔吾らの成長も楽しみとしながら、各野手が自覚を持って取り組んでいくと見る。

 昨年は鳴りをひそめた複数選手の一発攻勢、長打力に関しても、開幕から昨年も活躍したエリエ・ヘルナンデスがそろうこと、また5番候補とされるキャベッジが「機能するか、しないか」も鍵を握るとした。

 それでも全体を見渡せば「大崩れはまったくしないと思う」と守備の堅さもあり、今季も優勝候補の一角を占めると予想。動画内では楽天、広島の今季展望についても語っている。

 オフの大型補強もあり、今季の阿部巨人の戦いぶりに早くも期待が高まっている。まずはキャンプインから各選手がどのようにアピールに努めていくかが注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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