澤圭太が主宰するワンスマが新年活動報告会を実施。ABSSAはSROジャパンカップ参戦を目指す
2025年1月27日(月)16時14分 AUTOSPORT web

1月25日、澤圭太が主宰するドライビングレッスン団体『ワンスマ』の新年活動報告会が東京都内で行われ、澤圭太、そしてABSSA MOTORSPORTの2025年モータースポーツ活動について発表された。
レース歴27年目を迎える澤は、2024年に一旦ドライバーとしての活動休止し、同年はチーム運営集中していた。そんな澤はVITAとV.Granzを使用した耐久シリーズ『MEC120』へ、2022年のチャンピオンであるOOKAとともにプロアマクラスで参戦することを発表。久々にステアリングを握ることを明らかにした。
その一方で、澤率いるABSSA MOTORSPORTについては、主戦場としていたSROジャパンカップへの参戦を念頭にGT3/GT4でのプロアマクラスでの参戦を計画中とのこと。また、昨年メルセデスAMG GT4でSROジャパンカップへ参戦した経験を蓄積し、カーガイ・レーシングとの関係も進化した流れを汲んで、豊田敬と太田和輝がフェラーリ488 GT3でジャパンカップのアマクラス参戦する際の帯同コーチを並行して実施する予定とのことだ。
そしてワンスマを通じて成長し公式戦デビューを果たしたジェントルマンドライバーが富士チャンピオンレース(FCR)などに参戦する際には、ワンスマが協業し支援企業としても名を連ねるHC GALLERY/HC SHARINGの車両での参戦など、包括的なトレーニングプログラムやコーチングを実施する計画が発表された。
なお、ABSSA MOTORSPORTによるSROジャパンカップ参戦計画に関して澤は、「昨年末から水面下で参戦が確定していたプランがありましたが2025年冒頭に不測の諸事情が発生し、残念ながら白紙になってしまいました。私はもとより、一緒に戦う予定だったワンスマのインストラクターも務める井上雅貴のレース活動が宙に浮いてしまった状態になっています」と説明した。
澤は「私はMEC120があり、GTレースの場に復帰したい気持ちも個人的にはありますが、既に25年以上230レース以上のレースを良い環境でさせて頂き、23勝を含む90回近くの表彰台経験を積んできました。昨年1ラウンドだけ出場したSROジャパンカップの岡山ラウンドでも自分のレースドライバーとしての勘やスキル、経験値による走りが衰えてなく与えられた環境でしっかり強みを生かした仕事が出来ると再確認できました」
「しかし、優先順位としてまずはABSSA MOTORSPORTとしてジェントルマンドライバーでプロアマクラスとして参戦するメリットを理解できる方で一緒に戦いたいと思って下さる方が居たらその機会を作っていきたいし、それを後進である井上選手のシート確保にも繋げていくのが私の最優先のやるべき事だと思っています」と、コメント。
「公式戦、非公式戦関わらず、サーキットを走りたい人をゼロから迎え入れ、レースができる経験と技術と知識を得られる各種プログラムをワンスマを通じて構築し、こうしていろいろなレースに出る方々が育ってくれたここ数年の流れを汲むと、SROジャパンカップはその象徴という位置づけでも魅力あるレースのひとつだと思っていますので、一緒に戦ってくれる方々を広く募集したいと思っています。引き続き、澤圭太、井上雅貴、そしてワンスマやABSSA MOTORSPORTへの暖かい御支援やご協力を是非宜しくお願いいたします」
ABSSA MOTORSPORTによるSROジャパンカップへの参戦は現時点では計画段階とのことだが、2025年シーズンの開幕へ向けて吉報を心待ちにしたいところだ。
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