レッドブルのホーナー代表の解任説に懐疑的な見方も 先にチームを追われるのは誰?
2025年5月18日(日)17時10分 ココカラネクスト

ホーナー代表よりもワシェ氏を解任すべきとの声もあるようだ(C)Getty Images
F1のレッドブルを指揮するクリスチャン・ホーナー代表の解任説に懐疑的な見方が出てきた。
オーストリア紙『クライネ・ツァイトゥング』が第7戦エミリアロマーニャGPを最後に代表の職務を退く可能性があると報じたが、その後は英デリーメール紙の電子版が「ホーナー氏の職が危険にさらされているわけではない」と伝えるなど続投説を展開。独ビルト紙も解任の可能性を打ち消す内容を報じた。
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一部メディアはホーナー氏が仮にチームを追われた場合、後任には元アルピーヌ代表のオリバー・オークス氏が起用されるのでは、と指摘。このほか、ジュニアチームのアルファタウリ(現レーシングブルズ)の代表を務めたフランツ・トスト氏も候補の一人に挙げていた。
昨年初めにホーナー代表を巻き込んで報じられた女性従業員に対するセクシャルハラスメントを絡めたスキャンダルは現在もチーム内にくすぶっており、その身分は安泰ではないという。マシンの戦闘力は実質的にマクラーレンに追い抜かれ、長期契約を結んでいるエースのマックス・フェルスタッペンがレッドブルに見切りをつけて巨額の違約金と引き換えに他チームへの移籍を決断する可能性もある。その時は責任を取ってホーナー氏は代表の辞任する公算が大きいという。
第7戦エミリアロマーニャGPの予選でもフェルスタッペンはポールをマクラーレンのオスカー・ピアストリに奪われ、2番手に甘んじた。セカンドドライバーとして抜てきされた角田裕毅もQ1で大クラッシュし、ノータイムで最後尾スタートに。予選上位8台はフェルスタッペンの1台以外はメルセデスユーザーという事態だ。
そのため、ホーナー代表よりも、チームディレクターとしてチームの技術部門を束ねるピエール・ワシェ氏を先に解任するべきでは、との声も持ち上がっているという。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]