マーシャルへの侮辱発言で戒告処分を受けたレッドブルF1代表、FIAのスチュワードプログラムに参加

2022年2月8日(火)14時7分 AUTOSPORT web

 レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年11月の第20戦カタールGPでマーシャルを侮蔑する発言をしたことを受けてFIAから科された義務を果たした。


 カタールGPでは、マックス・フェルスタッペンが土曜日の予選でイエローフラッグに違反したことで5グリッド降格ペナルティを科され、ホーナーはそれを激しく非難した。この制裁措置がフェルスタッペンのレースでのチャンスに大きな打撃を与えると感じたホーナーは、「ならず者のマーシャル」がFIAからの指示を受けることなく、誤って「旗を出した」と語った。


 しかしFIAはホーナーのコメントを良しとしなかった。FIAはホーナーがF1における国際スポーツ法典の信用を失墜させたとして、日曜日に彼をスチュワードのオフィスに呼び出した。その後ホーナーは警告を受けたが、後にFIAに対し「33号車のドライバーに科せられたペナルティによって生まれた競争上のプレッシャー」の下でなされた発言だったとして謝罪している。

2021年F1第20戦カタールGP クリスチャン・ホーナー(レッドブル・ホンダ チーム代表)


 ホーナーは、2月初旬の2022年FIA国際スチュワードプログラムに参加することを申し出ており、その申し出をスチュワードは「無条件に」受け入れた。それによりホーナーは世界中のスチュワードが参加するオンラインでの2日間のプログラムに参加した。セッションではモータースポーツのさまざまなカテゴリーにおけるマーシャル業務の改善方法が取り上げられ、FIAでF1正スチュワードを務めるゲイリー・コネリーとティム・メイヤーが話をした。質疑応答では、ホーナーはレッドブル・レーシングのチーム代表としての責任と、チームとFIAとの関係の重要性について話をしたとのことだ。


 またホーナーは、F1レースディレクターのマイケル・マシが議長を務める、スチュワード業務に特化した競技参加者委員会にも参加した。委員会には他にフェラーリのシャルル・ルクレール、元フォーミュラEチャンピオンのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、TOYOTA GAZOO Racing WRT代表のヤリ‐マティ・ラトバラ、およびMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのドライバーであるアドリアン・フルモーが顔をそろえた。

2021年F1第20戦カタールGP 7番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

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