バンカーショットがOB! 打ち直しのためのドロップ位置は元と同じでないとダメ?【間違いやすいゴルフルール】

2025年2月10日(月)16時45分 ALBA Net

厳しいライからのショットだった場合は、このルールを覚えておくことで、打ち直しがやさしくなる可能性がある(撮影:GettyImages)

2019年に大幅なゴルフルールの改正が行われ、さらには2023年にも4年に1度の改定サイクルを受け、いくつかのルールが変更になった。実際にプレーしていると間違って覚えたままになっていて、正しい対処ができないケースも少なくない。そこで、トーナメントで実際に起こった事例も挙げながら間違いやすいルールを紹介。一緒に勉強してみよう。


【間違いやすいルール1】
バンカーから打ったショットがOB! 打ち直しするためのドロップ位置は同じでないとダメ?

■元の位置を基点に1クラブレングス内にドロップ

ゴルフ規則の14.6bによると「直前のストロークをジェネラルエリア、ペナルティエリア、バンカーから行った」場合、「元の球か別の球を次の救済エリアの中にドロップし、この救済エリアからプレーしなければならない(規則14.3参照)」とある。

その際、直前のストロークが行われた箇所を基点(分からない場合は推定しなければならない)とし、基点から計測する救済エリアのサイズは1クラブレングスとなっている。この救済エリアには次の制限があり、基点と同コースエリアでなければならず、基点よりホールに近づいてはならない。

つまり、バンカーから打ったボールがOBになった場合は、打った地点を基点に1クラブレングス内のホールに近づかない救済エリアにドロップして、打ち直しとなる。

この2019年に行われたルール改定に救われたのが、フィル・ミケルソンだ。同年のアーノルド・パーマー招待で、10番ホールのティショットがOBギリギリの窮屈なライに止まり、そこからのショットがOB。旧ルールでは元の位置にドロップだったが、新ルールでは元の位置から1クラブレングス内の救済エリアにドロップだったため、打ち直しは窮屈なライではなくなった。

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<ゴルフ情報ALBA Net>

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