「気まずい雰囲気を予想していた」カージナルス“退団希望”もチームに合流　通算341本塁打の大砲「私は正しい場所にいる」

アレナドがカージナルスのキャンプ地に合流した(C)Getty Images

　カージナルスのノーラン・アレナドがキャンプ地に合流。チームを退団し、移籍するのではと噂されていたオールスター三塁手は、『MLB公式サイト』によれば「私は正しい場所にいる」と発言したという。

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　同サイトはアレナドのコメントを紹介。「ここはとても居心地がいいということだ。それがシーズンへの準備に役立っている。そして、私は正しい場所にいる。準備はできていると感じている。自分には証明すべきことがたくさんあると感じている。フィールドに立つのがとても楽しみだ」と、カージナルスを退団したがっているとされてきたが、前向きな言葉を発している。

　通算341本塁打を放ってきたアレナドだが、昨季152試合で打率.272、16本、71打点という成績で、本来の力を発揮できずに終わった

　巻き返しを図るため、アレナドはオフに力強い打撃を取り戻すことに注力したといい、「自分にとって正しいと感じたことをやった。春季トレーニングでそれがすぐに実を結ぶことを期待している。春季トレーニングでたくさん試合に出て、開幕戦に備えるつもりだ」と話したという。

　記事では「アレナドをトレードすれば、若いカージナルスの選手たちのプレー時間が増えることになる」と記し、ドジャースも獲得候補に挙げられてきたが、進展はなく春季キャンプを迎えた。

　カージナルスの野球運営部門の社長であるジョン・モゼリアク氏が言うには「アレナドがキャンプ地に到着したとき、気まずい雰囲気になることを予想していた」そうだが、「2、3日前に電話で話したことで、険悪な感情は和らいだ」という。オリバー・マーモル監督もアレナドと熱い抱擁を交わして迎え入れた。

　「私には今、家族がいる。家族を連れて移住するなら、それに見合うものでなければならない」と語ったというアレナド。現時点で移籍の可能性は低いと見られるが、今後もその動向に注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]