「彼は固定観念は持たない」藤川野球とは何か 球界OBが直撃 指揮官が明かした「選手に重視するポイント」とは
2025年2月19日(水)11時32分 ココカラネクスト

藤川監督がどんな手法でチームに勝ちをもたらすのか、期待が高まっている(C)産経新聞社
新生藤川阪神の戦いぶりに期待が高まっている。
2023年以来の日本一を目指す中、若き指揮官がどんな色を見せてくれるのか。実戦も始まる中で球界内でも様々な考察がされている。
【キャンプ視察】ロッテ&阪神キャンプに潜入
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は18日に自身のYouTubeチャンネルに「【キャンプ視察】ロッテ&阪神キャンプに潜入!!西川史礁の評価とは!?阪神藤川球児は〇〇な監督!!山田脩は"二岡"になれる存在に…現地で見て感じたことを解説します!!」と題した動画を更新。阪神キャンプを視察した際のレポートを語っている。
実際に藤川新監督に話を聞いたという高木氏は「彼は固定観念は持たないね」とずばり。これまでの球界の戦い方のルーティンを覆す可能性があると指摘した。
通常でいけば、バント、エンドラン、セーフティスクイズなどを選択するシーンにおいても、「縛られないで選手ファーストで、選手にどのサインが適切かというのを柔軟に考える」とした。
またチームの指揮をとるにあたって重視しているポイントについても「自分から口は出さない コーチに任せる」としながら、ナインに対してはコミュニケーションを取りながら、「精神的にどういう気持ちで(野球を)やっているのか すごく大事にしようとしている」とした。
基礎練習においても、特に若手選手に対しては「どんな練習でも今が勝負 1球目から魂込めたスイングをしないと」と気持ちを込めた練習を求めているとした。
その上で高木氏は監督のタイプとしては「(選手の)気持ちに寄り添ってくれる 否定しない監督」とした。
また、注目球団として、阪神はマスコミ対策も大事とされる。ときに批判を浴びることもあるが、「それ(報道)を見るのも楽しみ」とどっしり構える姿勢を見せたという。
あくまで「勝つことが最大の目的だから 中の人を守らなきゃいけない」と、とにかく勝利優先でチームをまとめあげていくと抱負を語ったという。
ほかにも動画内ではキャンプで感じた、要注目の選手についても伝えている。
阪神の持ち味である投手力を強化し、また課題の打撃面では新4番にプロ3年目の森下翔太を据え、どうブラッシュアップしていくのかも注目される。どのように青年監督がナインの背中を押していくのか、今後も話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]