メルセデス・ベンツ、新型『Cクラス』にエントリーの“C180”を追加。クーペ/カブリオレも一部改良

2022年2月21日(月)19時32分 AUTOSPORT web

 2021年に5代目へと刷新され、フラッグシップで採用された新技術を多数搭載して新世代モデルへと移行したメルセデス・ベンツの『Cクラス』に、セダンとステーションワゴンのエントリーモデルとして“C180 アバンギャルド”が追加設定された。また、クーペ/カブリオレでは一部装備の変更と希望小売り価格が改訂され、セダン/ステーションワゴンは2月17日より予約注文が、クーペ/カブリオレは2月10日より発売が開始されている。


 日本でもベストセラーとして4年連続Dセグメントの販売ナンバー1を記録した先代に続き、セグメントのベンチマークとして大幅な進化を果たした新型『Cクラス』に、従来より強化されたISG(インテグレイテッド・スターター・ジェネレーター)を採用する新たなエントリーモデルが投入された。


 エンジン単体で170PS/250Nmを発生する1.5L直列4気筒直噴ターボの『M254』を搭載したC180は、エンジンとトランスミッション間に配置されるマイルドハイブリッドシステム“ISG”によって、短時間ながら最大で20PS(15kW)/208Nmのブーストが可能となっている。


 同じパワートレインを積む上位のC200系が、エンジン単体で204PS/300Nmを発生するのに対しわずかにディチューンとなるが、従来型で採用されていたBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)に比べて、ISGはエンジンと9速トルコンATの『9G-TRONIC』の間に配置されることから、より強力で効率的なブーストが可能に。


 このISGはブーストだけでなく、回生ブレーキやコースティングなどで燃費低減に寄与するのはもちろんのこと、変速ショックやエンジン再始動時の振動の低減なども図られ、強力かつ洗練された乗り味を実現した。


 さらに新型『Sクラス』から搭載される最新の安全運転支援システム(ADAS)の“インテリジェントドライブ”では、今まで以上に精密に車線中央を維持することができるアクティブステアリングアシストや、各機能の作動条件拡大、認知機能の大幅なアップデートが図られた。


 また機能面でも、2018年からメルセデス各モデルに順次搭載されてきたAI音声認識機能のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)に加え、縦型11.9インチのセンターディスプレイによる直感的な操作設定や、12.3インチのワイドディスプレイを採用するインストゥルメントクラスター、そしてDセグメント初のAR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションや指紋、声の生体認証によるシートポジション等の設定など、新規軸を満載したモデルとなっている。


 一方、クーペとカブリオレのボディバリエーションに用意される“C180 Sports”では、2022年仕様の主な装備変更点としてレザーARTICOダッシュボードを新たに標準装備とし、ボディカラーにスペクトラルブルーとハイテックシルバーを追加設定。その上で、原材料費の高騰等に対応した価格設定に見直され、クーペが621万円(税込)、カブリオレが675万円(税込)と、それぞれ8万円ほどのアップとされた。


 そしてセダン/ステーションワゴンの新グレードとして追加のC180はアヴァンギャルド仕様となり、セダンが599万円(税込)、ステーションワゴンが625万円(税込)となっている。

上位のC200同様、1.5Lの直列4気筒直噴ターボの”M254″を搭載するC180は、エンジン単体で170PS/250Nmを発生
エンジンとトランスミッション間に配置されるマイルドハイブリッドシステム”ISG”によって、短時間ながら最大で20PS(15kW)/208Nmのブーストが可能に
クーペとカブリオレのボディバリエーションに用意される”C180 Sports”でも一部装備が変更された
原材料費の高騰等に対応した価格設定に見直され、クーペが621万円、カブリオレが675万円と、それぞれ8万円ほどのアップとされた


メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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