【大分vs徳島プレビュー】主力選手の退団が相次いだ大分…徳島は7年ぶりのJ1で好スタートを切れるか
2021年2月26日(金)22時30分 サッカーキング
■大分トリニータ 情報戦で得たアドバンテージを白星につなげられるか
【プラス材料】
主力選手が大幅に入れ替わったが、片野坂知宏監督がチームを率いて6年目。GKをビルドアップに組み込み、ボールを保持して攻撃を構築するスタイルは変わらない。新戦力12人は戦術の理解が早く、指揮官は「狙いは徹底できている」と手応えを感じている。
開幕までの6週間の準備期間のうち、報道陣に練習を公開した3日のみ。その他の日はすべて非公開、練習試合の相手だけでなく、結果もメンバーも公表しない徹底ぶりで情報漏洩を阻止。情報戦のアドバンテージを得た。クラブ関係者以外は開幕戦で初めて今季のチームの仕上がり具合も先発メンバーも知ることになる。
【マイナス材料】
大分トリニータのサッカーは徹底した戦術の上で成り立つが、攻守でカギを握る最終ラインは片野坂体制1年目から主力だったDF鈴木義宜とDF岩田智輝が抜け、大幅な入れ替えを強いられた。長年積み重ねてきた連係面の不安は否めず、穴を埋める選手がフィットしなければチームの根底から揺らぎかねない。中盤より後ろのポジションにブラジル人選手を2人獲得したが、新型コロナウイルス感染拡大防止による入国規制でいまだチームに合流できずにいる。
鈴木と岩田の他にも昨季のチームトップスコアラーだったMF田中達也、精神的支柱のFW三平和司らが移籍。J2で実績を残したFW渡邉新太やDF福森健太、昨季に特別指定選手ながらデビューを飾ったFW藤本一輝とMF井上健太など勢いのある選手が加入したが、シーズンとおしての活躍できるかどうかは未知数。戦力値は昨季より下がっており、不安は尽きない。
文:totoONE編集部
■徳島ヴォルティス J2を制した戦力の維持に成功も、指揮官の不在は痛手
【プラス材料】
昨季はリーグ2位の得点力とリーグで2番目に少ない失点数でJ2優勝を成し遂げた。今季は7シーズンぶりのJ1挑戦。チーム編成を見ると、他クラブからのオファーも報道されたが、最終的には主軸全員が残留。互いの特徴や人間性を熟知した状態でプレシーズンをスタートできた。
また、開幕を目前に控え、幸いにもケガ人が少ない健全な状態。開幕後はJリーグYBCルヴァンカップやリーグ戦の連戦を控えているが、過密日程でも計算を立てやすい状態にある。ゆえにスタッフ陣は一戦集中で選手たちの力を引き出すことだけに注力できそうだ。
かみ合わせとしてはボールを保持したいチーム同士。ボール保持率の優位性はふたを開けてみるまで分からないものの、志向するスタイルが近いからこそ下から這い上がってきた徳島ヴォルティスの挑戦意欲は自然と高まるだろう。
【マイナス材料】
J1昇格に導いたリカルド・ロドリゲス監督が退任。4シーズンかけて積み上げてきたものを失うわけではないが、新監督のもとで戦術の再構築が必要とされている。
その戦術は昨季のマイナーチェンジではなく、メジャーアップデートと言える。ゆえにJ2優勝を果たした昨季の方法論とは大きく異なり、成功体験を再び1から積み上げていく必要がある。開幕時点ではまだ完成と呼べる段階にはない。
また、新指揮官のダニエル・ポヤトス監督はコロナ禍の影響による入国制限で来日時期が未定。オンラインを用いてコミュニケーションを取り続け、不在だからこそ互いに努力し合う副産物も生まれているが、戦術浸透に苦労していることは説明不要だろう。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
主力選手が大幅に入れ替わったが、片野坂知宏監督がチームを率いて6年目。GKをビルドアップに組み込み、ボールを保持して攻撃を構築するスタイルは変わらない。新戦力12人は戦術の理解が早く、指揮官は「狙いは徹底できている」と手応えを感じている。
開幕までの6週間の準備期間のうち、報道陣に練習を公開した3日のみ。その他の日はすべて非公開、練習試合の相手だけでなく、結果もメンバーも公表しない徹底ぶりで情報漏洩を阻止。情報戦のアドバンテージを得た。クラブ関係者以外は開幕戦で初めて今季のチームの仕上がり具合も先発メンバーも知ることになる。
【マイナス材料】
大分トリニータのサッカーは徹底した戦術の上で成り立つが、攻守でカギを握る最終ラインは片野坂体制1年目から主力だったDF鈴木義宜とDF岩田智輝が抜け、大幅な入れ替えを強いられた。長年積み重ねてきた連係面の不安は否めず、穴を埋める選手がフィットしなければチームの根底から揺らぎかねない。中盤より後ろのポジションにブラジル人選手を2人獲得したが、新型コロナウイルス感染拡大防止による入国規制でいまだチームに合流できずにいる。
鈴木と岩田の他にも昨季のチームトップスコアラーだったMF田中達也、精神的支柱のFW三平和司らが移籍。J2で実績を残したFW渡邉新太やDF福森健太、昨季に特別指定選手ながらデビューを飾ったFW藤本一輝とMF井上健太など勢いのある選手が加入したが、シーズンとおしての活躍できるかどうかは未知数。戦力値は昨季より下がっており、不安は尽きない。
文:totoONE編集部
■徳島ヴォルティス J2を制した戦力の維持に成功も、指揮官の不在は痛手
【プラス材料】
昨季はリーグ2位の得点力とリーグで2番目に少ない失点数でJ2優勝を成し遂げた。今季は7シーズンぶりのJ1挑戦。チーム編成を見ると、他クラブからのオファーも報道されたが、最終的には主軸全員が残留。互いの特徴や人間性を熟知した状態でプレシーズンをスタートできた。
また、開幕を目前に控え、幸いにもケガ人が少ない健全な状態。開幕後はJリーグYBCルヴァンカップやリーグ戦の連戦を控えているが、過密日程でも計算を立てやすい状態にある。ゆえにスタッフ陣は一戦集中で選手たちの力を引き出すことだけに注力できそうだ。
かみ合わせとしてはボールを保持したいチーム同士。ボール保持率の優位性はふたを開けてみるまで分からないものの、志向するスタイルが近いからこそ下から這い上がってきた徳島ヴォルティスの挑戦意欲は自然と高まるだろう。
【マイナス材料】
J1昇格に導いたリカルド・ロドリゲス監督が退任。4シーズンかけて積み上げてきたものを失うわけではないが、新監督のもとで戦術の再構築が必要とされている。
その戦術は昨季のマイナーチェンジではなく、メジャーアップデートと言える。ゆえにJ2優勝を果たした昨季の方法論とは大きく異なり、成功体験を再び1から積み上げていく必要がある。開幕時点ではまだ完成と呼べる段階にはない。
また、新指揮官のダニエル・ポヤトス監督はコロナ禍の影響による入国制限で来日時期が未定。オンラインを用いてコミュニケーションを取り続け、不在だからこそ互いに努力し合う副産物も生まれているが、戦術浸透に苦労していることは説明不要だろう。
文:totoONE編集部