ガラタサライがモウリーニョ監督を提訴も…フェネルバフチェが逆告訴へ「歪曲されている」

2025年2月26日(水)11時19分 サッカーキング

フェネルバフチェを率いるモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images

 フェネルバフチェは25日、ジョゼ・モウリーニョ監督に対するガラタサライからの刑事告訴を受け、逆告訴する声明を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 24日に行われたスュペル・リグ(トルコ1部)第25節で首位ガラタサライと2位フェネルバフチェによるクタラララス・デルビ(イスタンブール・ダービー)が行われ、0−0のドローに終わった。

 問題となっているのは試合後に行われた記者会見でのモウリーニョ監督の発言。イギリスメディア『BBC』によると、この試合は両クラブの依頼によって外国人審判であるスロベニア人のスラヴコ・ヴィンチッチ氏が主審を担当したが、モウリーニョ監督は「審判に感謝しなければならない。最初の1分で大きなダイブがあった後、ベンチでは猿のように飛び跳ねていた。トルコ人の審判だったら、イエローカードが提示され、5分後には交代させなければならなかっただろう」と対戦相手を非難した。

 さらに、「試合後には審判の更衣室に行ったが、もちろんそこにはトルコ人の第4審判もいた。主審には『大きな試合のために、ここに来てくれてありがとう』と言い、第4審判には『もしあなたが主審だったら、この試合は大惨事になっていただろう』と伝えたよ」などと語っていた。

 これらの発言を受け、ガラタサライは「トルコで監督に就任して以来、フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督はトルコ国民に対する侮辱的な発言を繰り返してきた。今日、彼の発言は単なる不道徳な発言を超えて、明らかに非人道的な比喩にエスカレートしている」と声明を発表した。

 続けて、「私たちはここでジョゼ・モウリーニョ監督の人種差別的発言に関して刑事訴訟を起こす意向を正式に表明し、それに応じてUEFAとFIFAに正式な苦情を提出する」ことを明らかにしながら、フェネルバフチェの姿勢にも苦言を呈した。

 一方、この声明を受けたフェネルバフチェは「私たちのサッカーチームとガラタサライの試合後に議題となった問題に関して、この声明を発表する必要があると我々は考えている。私たちの監督であるジョゼ・モウリーニョが試合後に発した発言は、意図的に文脈から完全に外され、誤解を招くような形で歪曲されている」と真っ向から反論する声明を発表し、次のように続けた。

「常識のある人なら誰も明らかに認識できるようにジョゼ・モウリーニョが使用した表現は、試合中の審判の判定に対する相手チームのテクニカルスタッフの過剰な反応を説明するためだけのものだった。これらの発言は、いかなる状況においても人種差別と関連付けられるべきことではない」

「この発言を人種差別的発言として描写しようとする試みは、完全に悪意のあるものだ。私たちは競争をピッチから排除し、議題を変更して、世論を操作することを目的としたこの根拠のない非難に対して法的権利を行使することを国民に明らかにしたいと思う」

サッカーキング

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