幕下最下位格付け出しの五島が白星デビュー「朝から吐きそうなくらい緊張していた。自分の力を信じていけた」
2025年3月10日(月)19時50分 スポーツ報知
取り組みにはいる五島(カメラ・岩田 大補)
◆大相撲 ▽春場所2日目(10日、エディオンアリーナ大阪)
拓大出身で、昨年12月の全日本選手権で個人3位で幕下最下位格付け出し資格を取得した五島(藤島)が、東三段目筆頭・千代大牙(九重)を押し出して、白星スタートを切った。支度部屋前に戻ってくると「自分の思う通りの相撲が取れて、少し一安心」と安どした。
初土俵を前に「朝から吐きそうなくらい緊張していた。花道で飲み込まれそうになったが、自分の力を信じていけた」と心境を明かした。昔からあがり症だといい、「もう我慢するしかない」と笑顔で話した。
同部屋で高校生として初めて幕下最下位格付け出し資格を取得した福崎(藤島)も初日に白星を挙げていた。「同じ位置に立てて良かった。一緒に切磋琢磨(せっさたくま)していければ」と、同部屋の仲間と幕下の土俵を沸かせる。