西郷・原の師匠であるジャンボや、帝王ニクラスもやっていた! 可動域が狭くなっても“ヒールアップ”で飛距離が落ちない

2025年3月11日(火)16時45分 ALBA Net

世界中のツアー通算113勝(うち日本ツアー94勝)、賞金王12回、年間最多8勝など一時代を築くとともに、日本ゴルフをけん引した不世出の天才ゴルファー・ジャンボ尾崎。ジャンボは、トップ女子プロの西郷真央や原英莉花、佐久間朱莉らの師匠でもある。令和の今でも色褪せないジャンボのスイングを、2月28日発売のALBA911号で徹底取材。その一部を紹介したい。


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30代後半になって体の可動域が狭くなり始めたジャンボさんは、飛距離を伸ばすためにジャック・ニクラス(米国)を参考にするようになりました。当時は彼のスイングについてよく話していたものです。

ポイントは、ヒールアップと高いトップ。オープンスタンスに構えて右サイドの動きに制限をかけた状態からヒールアップして高いトップを作り、大きな捻転差を作っていました。始動直後にヒールアップすると手先で上げることになるのでNG。グッと右足に乗ってからヒールアップすることで、より大きな捻転差を作れます。

ヒールアップは左カカトから踏み込めるので、下半身から切り返しやすくなることもメリットです。なお、切り返しは手元が右肩に来た辺りから踏み込む意識を持つと、下半身リードが作りやすくなります。


また、ニクラスは右ワキを空けた高いトップが特徴。体が硬くなってしまっても、右ワキを意図的に空けることで高いトップになり、上から強く叩けるので、60歳以上の人にはオススメです。


尾崎将司
おざき・まさし/ 1947年生まれ、徳島県出身。5年連続を含む計12度の賞金王に輝き、前人未到の通算100勝を達成。ジャンボの愛称で親しまれる。現在は笹生優花、西郷真央、原英莉花らを指導。

■金子柱憲
かねこ・よしのり/ 1961年生まれ、東京都出身。日大ゴルフ部出身。83年プロ入り後にジャンボ軍団入り。同期の東聡と切磋琢磨し、通算6勝。96年尾崎に次ぐ賞金ランク2位に輝く。

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●ドラコン女子のスイングには飛ばしのヒントが詰まっている! 関連記事「【弾道測定器で検証】身長163センチの女子がガチで300ヤード達成! 飛ばしのヒミツは“斜め軸”にあった!」では、世界大会優勝経験を持つ大和田紗羅が飛ばしのコツを解説している。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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