【巨人】今年も厳しい?オリックス戦で浮き彫りになった「パワーピッチャー恐怖症」

2023年3月11日(土)12時3分 ココカラネクスト

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 巨人は10日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)に0−3と敗れ、今季の実戦初黒星となった。

 巨人打線は初回先頭のオコエ瑠偉(25)が8試合連続安打となる左前打と気を吐いたが、後続が続かない。その後は8回2死から松原誠弥(28)の中前安打が飛び出すまで、ノーヒット。合計でわずか2安打、無得点に終わった。

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 オリックス投手陣は先発したプロ3年目の山下舜平大(20)が150キロ後半の剛速球を連発したのを始め、後を継いだ新外国人のコットン(31)、山﨑颯一郎(24)、近藤大亮(31)、阿部翔太(30)ら150キロ台を計測する投手が続々登場した。昨年球界を席巻した日本一軍団が圧巻の投手力で巨人打線を完璧に封じ込め、ベンチでは中嶋聡監督が思わず笑顔を浮かべる場面も。

 これには原監督も「(相手が)かなりのパワーピッチャー、そのへんの目ならしを含めてまだ対応しきれていない」と完敗を認めた。春先は投手が先にできあがっている時期とはいえ、「大きなわが軍の宿題になった。それは良かったと思います」と今後の糧にしたいと話した。

 また巨人とパ・リーグのパワーピッチャーといえば、2019年、20年と2年連続で行われたソフトバンクとの日本シリーズでも注目を集めたことがあった。2年連続で4連敗と1勝もできずに屈辱を味わった要因には、エース・千賀滉大(現メッツ)を含め、ソフトバンクの強力投手陣に屈したことも大きかったとされる。

 特に20年の日本シリーズは4試合でわずか4得点と貧打に苦しんだ。これ以降対パワーピッチャー対策には、チームも力を入れてきたが、現状を見る限りでは現在のチームにとっても未だ、重い宿題となっていることが浮き彫りとなった。

 開幕までいよいよ、残り3週間を切った。3季ぶりのV奪回を目指すチームにとってはまた新たな課題が見つかったことを前向きにとらえたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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