バレー女子代表の新監督アクバシュ氏「攻撃の質を上げる。世界のバレーはフィジカル」…外国人初の女子監督

2025年3月11日(火)19時38分 スポーツ報知

オンラインで会見を行ったバレー女子日本代表の新監督、アクバシュ氏

 日本バレーボール協会は11日、オンライン会見し、2028年ロサンゼルス五輪出場を目指す女子日本代表監督に内定したトルコ出身のフェルハト・アクバシュ氏が母国から出席。「日本には堅調なバレー文化と大きな可能性を感じている。日本の技術やメンタルスピリットは称賛に値する。その能力を持った選手と一緒にできることは大変、光栄。日本の女子バレーボール(のレベル)を底上げさせていただければ。ロス五輪に向け、理想的な世代を結集させることを目的にしたい」と決意を語った。

 アクバシュ氏17年〜18年の中田久美監督時代に女子日本代表のコーチを務め、18年世界選手権6位に貢献した。今回、女子日本代表の監督では、初となる外国人の監督が誕生した。昨年11月中旬にオファーがあり、「(日本でのコーチ時代は)毎日ハッピーでした。もう一度ハッピーな時間を経験したい。日本は世界でも有数なバレーボール文化が強いところ。欧州に戻って日本との関わりは終わったわけではないと思っていた」と思いを込めた。

 女子日本代表は21年東京、24年パリ五輪は1次リーグ敗退。日本の試合も見ていたという同氏は「アタックの質はより良いものにする必要がある。世界のバレーボールはフィジカルのものになっている。日本のテクニックは世界で高いレベル、技術とアタックの質を上げることで戦っていきたい」と見据えた。

 ◆フェルハト・アクバシュ 1986年4月15日、トルコ出身。38歳。2014年〜16年に女子トルコ代表監督に就任し、15年には欧州競技大会優勝。17年〜18年の中田久美監督時代に女子日本代表のコーチを務め、17年のアジア選手権優勝。21年からトルコの強豪クラブ・エジザジュバシュ・ダイナビットを指揮し、23年世界クラブ選手権優勝。22〜23年に女子クロアチア代表監督も歴任。

スポーツ報知

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