【西武】寝坊遅刻で3軍落ちの佐藤龍世に球団OBが喝! 「ルール守れない人はゲームでも守れない」
2025年3月15日(土)11時23分 ココカラネクスト

佐藤は昨年、キャリアハイの7本塁打をマークしていた(C)産経新聞社
昨年、歴史的な低迷にあえいだ西武がシーズンへの巻き返しを目指す中、佐藤龍世が「寝坊」により3軍へ合流するという出来事があった。
チームは6日までの日本ハム2連戦(エスコン)を終え7日に静岡へ移動したが、佐藤龍は寝坊により飛行機に間に合わなかったため移動できず。
今後は3週間程度、3軍に在籍することが12日の試合後に明かされ、普段は温厚な性格で知られる西口文也監督が危機感のなさに怒りの顔を見せたことも一斉に報じられた。
佐藤は富士大学から2018年ドラフト7位で西武に入団。2021年に日本ハムに移籍し、2023年から西武に復帰した。同シーズンは91試合、そして昨季はキャリアハイの93試合に出場。7本塁打をマークとプロ7年目を迎える今季、さらなる飛躍が期待されていた。
この佐藤の3軍落ちについて球界内からも考察の声があがっている。
西武OBでかつて日本一に輝いたときに打撃コーチとしてチームを支えた大久保博元氏は14日に自身のYouTubeチャンネルに「佐藤龍世選手の寝坊と西武のスタッフについて解説します」と題した動画を更新。今回の出来事に自身の見解をのべている。
大久保氏は動画冒頭で「ぶっちゃけ、そこ守れない人は、実際、ゲームは守れません。ゲームでやることの約束事は守れない。人間として、だから」とばっさり。
今回寝坊で遅刻したことに関して、目覚まし時計をセットする、もしくは周囲の人間に声がけをお願いするなどの手だてを取らなかったのか、として厳しい目を向けると「そういう人は野球の中も工夫しないんですよ」と本業の野球にも関わってくるとした。
続けて「まあ、伸びねぇだろうな」とぽつり。
また、かつて巨人では主力の松井秀喜氏が早めのジャイアンツタイムを守らず、集合時刻ぎりぎりに現れるという大物ぶりが伝えられることもあった。
この点に関して大久保氏も「松井選手はギリギリ…でも正しいんです。(移動のバスが)10時出発なんだから、9時59分でもいいわけです」と遅刻はしていなかったとして、「寝坊もしてないし、遅刻もしてないですね。あんだけ打てば、大物だなって」と巨人のレジェンドOBとの違いについてコメント。
ただ動画内ではプロ人生もあっという間に過ぎるとして、「もったいない。なんとか工夫して」と巻き返しを図ってほしいと球団OBらしく、エールも送っていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]