「いつかはマドリードを去り…」 カゼミーロ、名門レアルの在り方に言及

2022年3月18日(金)17時44分 サッカーキング

レアル・マドリードへの思いを明かしたカゼミーロ [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロが、同クラブへの思いを明かした。17日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ラ・リーガ第28節終了時点で首位を快走するとともにチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16でパリ・サンジェルマン(PSG)を下したレアル・マドリード。今夏に2度目の就任となったカルロ・アンチェロッティ監督の下、カゼミーロは公式戦37試合に出場する活躍を見せている。

 ラ・リーガ第28節終了時点で勝ち点「66」を獲得しているレアル・マドリード。2位につけるセビージャとの勝ち点差「10」を維持したままシーズン終盤戦を迎えることについて、カゼミーロは「ラ・リーガはまだたくさん残っていて、最大で勝ち点30を上積みできる。今シーズン最高のバルサを迎え撃って、さらに9試合。最も美しい瞬間が来る、最も大切なものも来る」と披瀝。続けて「バルセロナ戦を皮切りに、すべての試合で勝つことを考えているんだ。大きなアドバンテージがあることは分かっているけど、まだ10試合も残っている」と王者奪還へ向けて、意気込みを示した。

 レアル・マドリード在籍9シーズンで公式戦323試合に出場しているカゼミーロは、これまでに一発レッドカードでの退場が一度もない。同記録についてカゼミーロは「自分の持っている価値観こそが大切だと思う。サッカーではファウルをしても、相手や審判への敬意を欠くことはない」と強調。さらに「ファウルは試合の結果であり、サッカーの一部。自分のプレーをする、ボールを奪取してチームを助ける、決して相手を傷つけないことを心がけている」と心境を明かしている。

 最後にカゼミーロは「レアル・マドリードの価値観である“すべての試合ですべてを出し切る”ということを学んだ。それを試合だけでなく、バルデベバス(レアル・マドリードのトレーニング施設)での日々の生活においても、若手選手たちに伝えようとしている。チームのためにすべてを捧げる選手だと思ってもらいたいね」と告白。また「いつかはマドリードを去り、その歴史を引き継がなければならない人たちがやってくる。マドリードはタイトルだけでなく、最後まで全てを出し切るという価値観で生きているクラブ」とクラブのアイデンティティの重要性を説いた。

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