【日本ハム】し烈な開幕ローテ争い 見えてきた「残り1枠」を争う面々とは

2024年3月19日(火)6時30分 ココカラネクスト

北山はかつて抑えも務めた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムのし烈な開幕ローテ争いもいよいよ最後の絞り込みの時期を迎えている。

 開幕からゴールデンウィークまでは6連戦がない変則日程のため、当面の先発ローテーションは5人で回す予定。すでに開幕投手に内定している伊藤大海、昨年7勝をマークした加藤貴之、FAで移籍してきた山崎福也は決定。この3人に加え、キャンプから好投を続けてきた左腕、上原健太が4人目として内定している。

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 残り1枠をめぐっては17日の巨人とのオープン戦に先発したドリュー・バーヘイゲンが2回5安打4失点の乱調。球速も140キロ前後と球威不足も目立ち、もう少し調整に時間がかかる様子も見られた。

 一方、この日の試合で4回から3番手として登板した北山亘基は4イニングを投げ4奪三振1失点と試合を作った。最速156キロをマークするなどパワーピッチングも目立った。前回先発を任された8日のDeNA戦では4回3失点、計5四球と不安定な姿を見せていたが、しっかり調整を進めてきたとあって、残り1枠に入る可能性が残された。

 そしてこの北山と同じく残り1枠を争うのはサブマリン右腕の鈴木健矢、左腕の根本悠楓となる。鈴木はすでに昨年も先発ローテーションの一角を務め6勝をマーク、一方の根本も侍ジャパン入りを果たすなど、潜在能力の高さを認められている。ともにオープン戦で好投し、アピールを続けているだけに、首脳陣は最後の最後まで状態を見極めて、大事な1枠を託すことになりそうだ。

 ここまでチームの先発ローテをめぐっては各投手が高いレベルでアピールを続けてきた。すでに金村尚真と新外国人投手のパトリック・マーフィーが一時的に中継ぎとなることが決定するなど涙を飲んだ選手もいる。

 2年連続最下位からの上位浮上を目指すチームではオフの積極補強もあり、今シーズンは台風の目となるという見方も多い。

 スタートダッシュを果たすためにも大事な位置づけとなる開幕ローテーション争い、最後の最後までアピールを続ける投手たちの奮闘する姿にも注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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