IOCのバッハ会長、6月の任期満了後は終身名誉会長に…総会で委員ら20人が功績に賛辞
2025年3月20日(木)19時43分 読売新聞
パリ五輪閉幕前のIOC総会で、任期満了での退任を表明するバッハ会長(2024年8月パリ市内で、IOC提供)
【コスタナバリノ(ギリシャ西部)=平地一紀、福井浩介】国際オリンピック委員会(IOC)は19日、ギリシャ・コスタナバリノでの総会で、トーマス・バッハ会長(71)が6月23日に任期満了で退任した後、同氏を終身名誉会長とすることを決めた。理事会から提案され、委員らに全会一致で承認された。
提案後、委員ら約20人が発言を求め、コロナ禍による延期を経ての東京五輪開催や、バッハ氏の主導した五輪改革に賛辞を贈った。バッハ氏は「皆さんの貢献により、成功と団結へと導くことができた」と目を潤ませながら感謝を語った。