酒井不在の右サイドで期待がかかる日本代表DF山根「大きなチャンスが目の前にある」

2022年3月21日(月)12時30分 サッカーキング

日本代表DF山根 [写真]=兼子愼一郎

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 ワールドカップのアジア最終予選に臨む日本代表メンバーに選出されているDF山根視来(川崎フロンターレ)が21日、オンラインでのメディア対応を行い、24日に行われるオーストラリア代表戦に向けた意気込みなどを口にした。
 
 日本代表は現在、アジア最終予選グループBで6勝2敗の2位に位置し、24日にアウェイでオーストラリア代表と、29日にはホームでベトナム代表と対戦する。勝ち点差「3」の3位オーストラリアとの直接対決に勝利すれば、自力でW杯出場を決めることができる状況だが、不動の右サイドバックとして活躍してきたDF酒井宏樹(浦和レッズ)が負傷により離脱。所属クラブでも右サイドバックとして活躍している山根にかかる期待が大きくなっている。

 酒井の離脱により先発出場の可能性が高まっている山根は、「選んでもらったときから自分が試合に出る準備はしてきているので、大きく変えることなく試合に向けていい準備をしていきたい」と主張。オーストラリア戦に向けては、「大きなチャンスが目の前にあると思う。自分のサッカー人生の中では一番大きな試合になると思うので、大きな覚悟を持って今から準備をしていきたい」と、力強く語った。

 また、右サイドにおけるウイングとの関係性については、「前の選手の特徴に合わせてというのは普段から意識している」と語り、「臨機応変にやれれば」とコメント。コンビを組む可能性が高いFW伊東純也との関係性に関しても、「一人でいってもらえるところは自分が無理に上がって相手選手を引き連れて行かないようになどは考えてやる必要がある」との考えを示した。

 オーストラリア戦は勝てばW杯が決まる一方で、負けないことも大事という攻守のバランスが難しい試合になるが、「入りの部分は前向きにエネルギーを持ってディフェンスしたい。そこでリズムを作って、いい形、いい攻撃につなげていきたい」と語り、酒井の不在で懸念される守備の部分に関しては、「自分の役割をまっとうすることが試合に出る上で絶対に必要なこと」と述べ、一対一の部分でも「絶対にやりきらないといけない」と言葉に力を込めた。

 酒井に加え、FW大迫勇也とFW前田大然の不参加も発表されるなど、大一番を前に難しい状況に置かれている日本だが、前回の最終予選もDF吉田麻也とDF冨安健洋という主力ふたりを欠いた中で、代わりに出場したDF板倉滉とDF谷口彰悟が素晴らしい活躍を見せてチームを勝利に導いた。今回の2連戦でも、代わりに出場することになる選手たちの奮起に期待したいところだ。

サッカーキング

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