水原氏の賭博問題を追及するESPN記者が「何かある」と睨んだワケ 大谷翔平の関与はどう見ている?「すぐに掘り下げた」

2024年4月1日(月)6時0分 ココカラネクスト

いまだ不透明な問題が山積している大谷と水原氏のスキャンダル。この騒動を追い続けている米記者から興味深い意見が飛び出している。(C)Getty Images

 真相解明には時間を要しそうな気配だ。大谷翔平の専属通訳だった水原一平氏が違法賭博に関与した疑いでドジャースから解雇された問題だ。

 いまだ世間はスキャンダルの行方に関心を示し続けている。いわば側近だった水原氏の違法賭博への関与によって“渦中の人”となった大谷は、現地時間3月25日の声明発表会見で「正直ショックという言葉が正しいと思わない」と複雑を極める胸の内を告白。

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 そのうえで「一平さんは僕たちの代理人に対し、借金は自身がつくったものだと説明した。それを僕が肩代わりしたという話をしたが、これらはまったくすべてがウソだった」と、一部のメディアなどで疑われた自身の関与を真っ向から否定した。

 もっとも、いまだ不透明な問題は山積。なぜ大谷本人の確認もなく450万ドル(約6億8000万円)とも言われる大金を動かせたのかなど、現時点で消息が不明となっている水原氏の新たな供述を待つしかない状況ではある。

 そんな闇深いスキャンダルを追報し続けている敏腕記者は興味深い発信を続けている。騒動のキッカケとなる水原氏へのインタビューを敢行した米スポーツ専門局『ESPN』のティシャ・トンプソン記者だ。

 球界の暗部に切り込んでいる彼女は、米人気ポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』に出演。「ショウヘイ・オオタニと彼の通訳に何かあるかもしれないと最初に掴んだのはいつだったのか?」と問われ、「数か月前です。1月には電信送金があったことを知っていました」とキッパリと回答した。

 また、「何かある」と睨んだ2度にわたる50万ドルずつ電信送金の情報についてトンプソン記者は「1つは昨年9月、もう1つは10月です。どちらも送り手の銀行口座として『Shohei Otani(ショウヘイ・オオタニ)』とありました。その名前には『H』はありませんでした」と言及。英語の「Ohtani」が「Otani」とスペルミスがあった事実を紹介。そこから「彼(大谷)が、その名前を使用しているのかすぐに掘り下げた」という。

 その後の徹底追及の末にトンプソン記者は水原氏を含む複数の情報源から、「Otani」という綴りは当人がパスポートや運転免許証、そして銀行口座などに使っている「法的な名前だ」と判明したと伝えた。

 この問題を重く見ているというトンプソン記者は、こうも強調している。

「今の時点で確実に言えることは、ショウヘイ・オオタニの名前が電信送金にあったこと。そして問題なのはもちろん、誰がそれを送ったのかということ。それが問題です」

 果たして、「僕自身も警察当局の捜査に全面的に協力したい」と会見で力説した大谷の潔白が晴れる日はいつ訪れるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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