プレミア優勝を目指すファン・ダイク、ホームサポーターに共闘を求める「会場を盛り上げよう」

　リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、プレミアリーグ優勝へサポーターに協力を求めた。同選手のコメントを1日、クラブの公式サイトが伝えている。

　現在リヴァプールは、プレミアリーグで勝ち点「70」を獲得し首位を快走。2位のアーセナルに勝ち点「12」の差をつけており、5シーズンぶりの優勝へ突き進んでいる。シーズンの佳境を迎え、リヴァプールは2日にアンフィールドでエヴァートンとの“マージサイド・ダービー”に臨む。

　ダービーに向けたマッチデイ・プログラムで、ファン・ダイクは「残りの9試合に何が懸かっているかはわかっているし、自分たちの立ち位置も理解している。これまでシーズンを通して、集中力、謙虚さ、努力、団結、全力を尽くすことについて言及してきた。そしてその結果が今につながっている」とコメント。1シーズン継続してきたことが結果に表れていると説明した。

　そしてリヴァプールのキャプテンは「あなたたち（ファン）も自分たちの役割を果たしてほしい」と語り、ホームの熱狂的なサポーターに協力を求めている。「試合があるたび『スタジアムが最高潮の盛り上がりを見せることを望んでいる』と以前も伝えたが、その要望を繰り返し言いたい」と話すと、「残りの5試合のホームゲームで、相手にこのスタジアムのパワーを感じてもらいたい。最初のホイッスルから最後のホイッスルまで会場を盛り上げよう」と続け、優勝のためにはファン・サポーターとの一体感が必要との見解を示した。

　リヴァプールは3月の代表ウィーク前の1週間で、UEFAチャンピオンズリーグ敗退が決まると、カラバオカップの決勝戦でもニューカッスルに敗れた。ファン・ダイクは「悪い1週間だったことは否定しない」と認めつつも、「今は全員が目の前の試合に完全に集中している」と、2019−2020シーズン以来のリーグ優勝へ意気込みを示した。