スバル、GR86/BRZ Cup参戦用グレード“カップカー・ベーシック”の改良車を発表。ロールケージ形状を変更

2024年4月8日(月)13時2分 AUTOSPORT web

 4月8日、スバルはスポーツクーペ『BRZ』の競技向けモデルである“Cup Car Basic(カップカー・ベーシック)”の改良型を発表した。


 カップカー・ベーシックは、2代目BRZをもとに、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの参戦車両としてスバルテクニカインターナショナル株式会社が専用装備を架装して製作される車両である。


 このグレードは、レース参戦向けベース車両として各種装備の仕様を最適な設定へ変更しており、6点式シートベルト用アイボルトや空冷式のエンジンオイルクーラーなどの専用装備が装着されている。


 2022年2月には、2代目BRZ(ZD8型)最初のカップカー・ベーシックを発表。さらに2023年9月には、ベースモデルのBRZにマニュアルトランスミッション車用の運転支援システム『アイサイト』が搭載されたため、今回その変更に対応した改良が施された。


 今回発表された改良型モデルは、『アイサイト』の搭載に伴い、先代のカップカー・ベーシック(Bタイプ)に対してロールケージ形状の変更がなされている。


 ボディカラーはWRブルー・パールをはじめとする全7色を展開。車両価格は税抜336万4000円(税込370万400円)で、販売計画は年間30台とのことだ。主要諸元やカップカー・ベーシック専用装備一覧、ボディカラーは以下のとおり。


■BRZ Cup Car Basic(2024年4月発表モデル)主要諸元
























































モデルSUBARU BRZ Cup Car Basic
全長×全幅×前高4265×1775×1300mm
ホイールベース2575mm
トレッド(前/後)1520/1550
最低地上高120mm
車両重量1290kg
乗車定員4名
エンジン2.4L 水平対向4気筒
駆動方式RWD(後輪駆動)
トランスミッション6MT
最高出力173kW(235PS)/7000rpm
最大トルク250N・m(25.5kgf・m)/3700pm
燃料タンク容量50L


●『カップカー・ベーシック』専用装備


・ロールケージ(6点式+サイドバー付き)
・6点式シートベルト用アイボルト(運転席)
・SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグ取り外し、キャンセラー装着
・フロアマット(ロールケージ専用)
・エンジンオイルクーラー(空冷式)
・エンジン封印
・リヤデフ冷却フィン(フィン付デフキャリア)


●ボディカラー


・WRブルー・パール
・イグニッションレッド(5万5000円高)
・サファイアブルー・パール
・クリスタルホワイト・パール(3万3000円高)
・アイスシルバー・メタリック
・マグネタイトグレー・メタリック
・クリスタルブラック・シリカ

スバルBRZカップカー・ベーシックに装着されるロールケージ(6点式+サイドバー)
スバルBRZカップカー・ベーシックに装着される空冷式エンジンオイルクーラー
SUBARU BRZ Cup Car Basic ボディカラー一覧(全7色)


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