朝倉未来VS平本蓮消滅...未来「鈴木千裕とやるしかない」 榊原CEOが明かす朝倉未来復帰戦の舞台裏
2025年4月9日(水)22時44分 スポーツニッポン
RIZINの榊原信行CEO(61)は9日放送のABEMA「RIZIN男祭り 緊急!アベマSP特番」に生出演。「RIZIN男祭り」(5月4日、東京ドーム)で復帰する朝倉未来(JTT)の対戦相手が鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に電撃決定した舞台裏を明かした。
本来、今大会のメインイベントで朝倉未来VS平本蓮の再戦がマッチメークされていた。しかし平本が全治6カ月の右肩の大ケガによって、両者の対戦は中止となった。
2月中旬の時点で平本の欠場が分かったという。東京ドーム大会開催さえ危ぶまれる中で、榊原CEOは「ここを穴空けたら二度と貸してくれない。ぶち上げた以上はやめることを言いたくない。RIZINとしては勝負したい」と未来に伝えたという。未来は「やりましょう!」と2つ返事だったようだ。平本に代役について未来は「鈴木千裕だと思う。東京ドームを埋めるには僕とやるしかない」とこの時点で鈴木千裕の名前を挙げていたと明かした。その他に、過去の因縁としてYA—MANの名前を挙げていたという。
鈴木とYA—MANを本線として考えていたが、3月末の試合で2人とも敗れてしまった。鈴木に関しては試合後に車椅子に乗るぐらいの怪我を負っていたため、榊原CEOは「心が折れているように見えて、ここで無理知恵することはできない」と判断していた。
この時点で「RIZIN.50」で鮮やかな復活KO勝利を飾った萩原京平を未来の対戦相手に指名しようと考えていた。しかし試合から1週間も経っていない4月5日(土)に鈴木から「俺全然いけるんで。RIZIN10周年は俺がいなきゃダメでしょ!」と直談判してきたという。
6日(日)に未来に相談すると、未来から「鈴木千裕でいきましょう」と返答を受けて、今回の対戦カードが電撃決定した。
榊原CEOは「戦う運命・宿命にあった2人だったと思う。今まで何の遺恨もない2人が戦いの神の仕業で、RIZIN10周年を象徴するカードとして与えてくれたカードです」と語った。