「大統領とも話してない」ド軍戦士キケが赤裸々告白 ホワイトハウス訪問の舞台裏「行っても、行かなくても、誰かに批判される」

2025年4月10日(木)16時30分 ココカラネクスト

お茶の間でも話題を呼んだドジャースナインのホワイトハウス訪問。(C)Getty Images

 選手たちとっても“刺激”のある瞬間となった。去る4月8日(現地時間)、ドジャースナインは、昨年のワールドシリーズ王者としてホワイトハウスを表敬訪問。ドナルド・トランプ大統領との対面には、ほぼ全員が出席した。

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 トランプ大統領との対面を拒否した過去を持つムーキー・ベッツがチーム方針に従って参戦した一方で、右足首の治療を優先したフレディ・フリーマンや、右肩の故障で60日間の負傷者リスト(IL)入りしているブルスター・グラテロルは欠席していた。

 一部選手の欠席(とりわけグラテロル)には、政治的な要因もあるのではないかと様々な憶測も広まった。そうした中で、出席した選手の中には周囲からの反発を避けるべく参加した者もいた。

 米メディア『Al bat』などが伝えたところによると、ホワイトハウス訪問後に取材に応じたキケ・ヘルナンデスは「部屋に通されてから3時間ぐらいは待たされて、そのあとは列に並ぶように言われてから2時間は待った」と吐露。当日の内情を打ち明けた上で、「自分は大統領とも話してないし、別に話したいとも思ってなかった。あくまで去年の優勝を祝うためだけに行ったんだ。仲間とホワイトハウスを見たかっただけだ」と断言した。

 さらにキケは、今回の行事参加が「チームの決定じゃない」と明言。そして自身が訪問を決めた理由を赤裸々に告白している。

「みんな自分で行くことを決めたんだ。強制じゃないよ。俺にとっては行っても、行かなくても、誰かに批判されるのは目に見えていたから、行った方が楽だと思った。今の流れで、もしも行かなかったら『なんで行かなかったの?』とシーズン中にずっと言われるからね。それに答えなきゃいけないと思ったから行ったんだ」

 何かと世間を騒がせている現トランプ政権。それだけに選手たちにも恒例行事とはいえ、参加には複雑な思いがあったようである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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