新庄日本ハムがサヨナラ4連勝!劇的すぎる代打・郡司弾「俺、カッコイイ」12回2死から万波四球後2ラン

2025年4月11日(金)21時43分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 日本ハム2X—0西武(2025年4月11日 エスコンF)

 日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで4連勝を決めた。山崎福也投手(32)が6回まで無安打投球と快投。7回に初安打を許したが、8回92球2安打2奪三振無失点の力投で12回のドラマを呼び込んだ。

 衝撃的な結末に本拠・エスコンFは悲鳴に似た大歓声がなりやまなかった。0—0で迎えた延長12回。相手5番手。甲斐野の前に先頭の野村が二ゴロ、続く伏見は見逃し三振に倒れ、あっという間に今季初ドローまであと1死となった。ここで打席に立った万波は、フルカウントの7球目を見極め四球で出塁。新庄監督はここで奈良間に代打・郡司を選択。期待を背負って打席に立った27歳は甲斐野が投じた4球目のフォークを差変わらずに振り抜くと、打球はグングン伸びて右翼席ギリギリに吸い込まれた。郡司が打った瞬間は、届くか微妙だった打球がゆっくりとした速度で右翼席に届くと、代走・松本剛を送られベンチにいた万波が叫びながら飛び出し何度も歓喜のジャンプ。その後、続々と飛び出すナインに続いて姿を現した笑顔の新庄監督はド派手なガッツポーズを見せた後、ダイヤモンドを1周しもみくちゃにされた郡司を抱き締め称えた。

 興奮が収まらぬ場内。そこに現れたヒーローは、開口一番「いや、さすがに、俺、カッコイイ〜と思いましたね!」とニッコリ。この真っすぐ過ぎる言葉に、スタンドから再び大きな声援が沸き起こった。

 先発の山崎の快投が勝利を呼び込んだ。初回と4回に四球を出し、清宮の失策でも走者は出したが、変化球の絶妙なコントロールで6回までピンチはつくらなかった。球場内が騒然となる中で迎えた7回。先頭の中村に4球目に投じた外角低めのフォークをうまく拾われ打球は中前に。悲鳴と歓声がエスコン内に響き渡った。

 打線は今井に5回1死まで1人の走者も出せないパーフェクトピッチングを許した。田宮が5回に四球を選びこの試合初めて出塁したが、後が続かず6回終了までノーヒットノーラン継続を許した。だが、7回に山崎が先に安打を許したが、その裏の2死から田宮が初安打を放ち、今井を止めた。

 6回まで両投手無安打投球というしびれる試合は、8回まで両軍無得点。9回に2番手としてマウンドに上がった田中正義が西武打線に得点を許さぬ気合の投球。劇的な結果に期待を寄せるファンの声援の中、延長12回に代打・郡司の劇的すぎる2ランが飛び出しサヨナラ勝ちを収めた。山崎と今井の壮絶な投げ合いにベンチで笑顔を見せ、大きなアクションで一喜一憂していた新庄監督も、劇的な4連勝に目を見開き笑顔。8回まで好投した山崎の後を受けた中継ぎ陣も、田中、池田、河野、杉浦の4投手が無失点。完封リレーで勝利を呼び込んだ。

 ▼山崎 (8回無失点)相手が好投手だったので、先制点を取られないようにと投げていました。今日はストレートの質が良くて、ゾーンで勝負できたと思います。またテンポよく投げられたので、流れに乗ることができました。あとはリリーフ陣に託します。

スポーツニッポン

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