C大阪が劇的勝利! “幻の5得点”&PK失敗も…後半AT12分に決勝点 鬼門のホーム鹿島戦で15年ぶり白星

2025年4月12日(土)17時12分 サッカーキング

C大阪と鹿島が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 2025明治安田J1リーグ第10節が12日に行われ、セレッソ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。

 今季勝ちきれない試合が多いC大阪が、連敗中で首位から陥落した鹿島を『ヨドコウ桜スタジアム』に迎えての一戦。C大阪にとって鹿島は直近のリーグ戦16試合で勝てておらず、ホームに限ると12連敗中の“鬼門”だ。

 前半はC大阪が多くのチャンスを迎え、23分には北野颯太が強烈なミドルシュートを放ったものの、惜しくも枠の上に外れる。前半終了間際にはクロスに反応した中島元彦が決定機を逃し、試合はスコアレスで折り返す。

 C大阪は55分、ルーカス・フェルナンデスのクロスにラファエル・ハットンが頭で合わせてゴールネットを揺らす。先制点かと思われたが、VARによるレビューの結果、R・ハットンがわずかにオフサイドラインを越えていたとして、得点は取り消された。

 65分にもC大阪が決定機。北野のスルーパスに抜け出したR・ハットンがゴール前へ折り返し、L・フェルナンデスが合わせる。このシュートもゴールに吸い込まれたが、またしてもR・ハットンのオフサイドを取られて得点は認められなかった。

 二度あることは三度ある…。67分にはC大阪が左サイドで獲得したフリーキックに進藤亮佑が頭で合わせ、このヘディングシュートもゴールに叩き込まれる。しかし、VARのレビューにより、進藤のオフサイドで得点は取り消された。

 その後もC大阪のペースで試合が進むが、鹿島GK早川友基の好セーブも光って、なかなか得点は生まれない。すると後半アディショナルタイム4分、左からの折り返しに田中 駿汰が合わせてヘディングシュートを押し込んだものの、オフサイドポジションに立っていたR・ハットンのプレー関与で得点は認められない。その直後、スルーパスに抜け出したR・ハットンが相手GKとの一対一を制したものの、“五度目”のオフサイドで得点は記録されない。

 試合はこのまま終わるかに思われたが、最後の最後にドラマが待っていた。L・フェルナンデスがペナルティエリア内で相手のファウルを誘ってPKを獲得。R・ハットンがキッカーを務めたが、相手GK早川にコースを読まれて止められる。しかし、直後に獲得したコーナーキックで、C大阪が正真正銘の先制点を奪う。大外からボールに反応した進藤が押し込み、後半アディショナルタイム12分にホームチームがスコアボードを動かした。

 1−0で勝利したC大阪は、今季初のクリーンシートで2試合ぶり白星を収め、鹿島は3連敗となった。C大阪はリーグ戦におけるホーム鹿島戦で2010年5月以来となる勝利を飾った。次節は20日に行われ、C大阪はホームでFC東京と、鹿島は敵地でファジアーノ岡山と対戦する。

【スコア】
セレッソ大阪 1−0 鹿島アントラーズ

【得点者】
1−0 90+12分 進藤亮佑(C大阪)


【ゴール動画】勝利への執念! C大阪が苦しんだ末の劇的勝利

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