WBC組の「離脱ドミノ」止まらず ヤクルト・山田哲人もアクシデント 12球団が戦々恐々の舞台裏

2023年4月13日(木)12時7分 ココカラネクスト

WBCでは堅守、好走塁も光った山田。(C)Getty Images

 首位を走るヤクルトに心配な材料が浮上した。

 12日のDeNA戦(神宮)に「3番・二塁」で先発出場していた山田哲人内野手は4回の三ゴロで一塁へ全力疾走した後、5回の守備からベンチに下がった。下半身にアクシデントが発生した模様で、13日、出場選手登録を外れた。

【動画】山田哲人が阪神戦で放った勝ち越し2ランの映像

 チームの中軸を務める山田は、7日の阪神戦で勝ち越し2ランをマークし、11日のDeNA戦(神宮)も3安打1打点1盗塁と調子を上げてきていただけに、首位に立つチームにとっても大きな痛手となる。

 一方、気がかりなのはWBC組のコンディション不良が続いていることにもある。侍ジャパンメンバーの二塁手として走攻守にわたって活躍した山田、また先には同じくメンバーだった西武・山川穂高もふくらはぎの張りを訴え、登録抹消となっている。西武では守備の名手で知られる源田壮亮もすでに大会中の右手小指骨折の影響で、現在は休養中。約1か月後の合流を予定している。

 海の向こうではレッドソックス・吉田正尚外野手が右太もも裏に違和感を訴え、12日(日本時間13日)のレイズ戦のスタメンを外れるというニュースも飛び込んできた。

 吉田といえばWBCでは4番も務め、勝負強い打撃でチームをけん引、3大会ぶり優勝の立役者の一人とされる。

 一方、過去にもWBCを経てシーズン中、不調に悩まされる選手は少なからずいた。例年とは違う早い時期にコンディションをピークに持っていく必要があるため、少なからず反動が出てしまうこと、大会後休養をはさむことなく、すぐにシーズンに入ることで疲労の蓄積も要因とされる。

 WBC優勝余波は続き、各球団で侍ジャパンメンバーの勇姿もファンの注目を集めている。これ以上離脱者が出ないことを祈るばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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