DeNAのドラフト1位・度会隆輝は将来のスター候補 球界OBは「華がある」「左の山田哲人に」と高評価

2023年10月30日(月)11時30分 ココカラネクスト

度会の打撃にかかる期待は大きい(C)Norifumi NISHIO

 10月26日、プロ野球のドラフト会議が開催された。DeNAは度会隆輝外野手(ENEOS)を1位指名。中日、ロッテとの競合となったが、三浦大輔監督が見事に当たりくじを引き当て、交渉権を獲得した。

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 DeNAはエースの今永昇太がポスティングによるメジャー挑戦が濃厚。さらに、今季10勝、防御率2.76の成績を残してチームを支えたトレバー・バウアーの去就も不透明で、即戦力投手をドラフト1位で指名するとの声が出ていたが、社会人No.1スラッガーを入札した。

 度会は昨年の都市対抗で打率.429、4本塁打、11打点をマークし、橋戸賞、打撃賞、若獅子のタイトルを獲得。9年ぶりとなるチームの優勝に大きく貢献した。外野手登録ながら二塁、三塁も無難にこなす器用さも持ち合わせている。

 そんな左のスラッガーを球界OBはどう見ているのか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、度会について言及した。

 高木氏はDeNAが1位指名した度会を「伸びしろもまだまだあるだろうし、将来的には日本を代表するようなプレーヤーになっていくのかなと期待している」と高く評価した。さらに、「パンチ力もあるし、足もそこそこ速いし、三拍子揃っている選手と評してもいいと思う。左の山田哲人版になってくれるといい。(トリプルスリー)も可能性はある」と話し、ヤクルト・山田哲人に重ねた。

 同氏は「彼が打つと点になる。華がある選手だよね」と度会を将来のスター候補とし、チームでの起用法については「1、3番だな。ランナーをかえすこともできるし、チャンスメイクすることもできる。足も使えるし、器用さも持ち合わせているよね」と話した。

 強力打線が売りのDeNAだが、度会の活躍次第では更なる攻撃力アップが見込めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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